続きです。
【陰性証明について】
●外国へ行く時
・相手国政府、外務省海外安全ホームページ、航空会社、到着空港のWEBサイトを調べれば、入国要件は簡単に分かります。
・簡易的に調べるには、「Sherpa」提供サイトが便利です。JAL推奨なので信頼はおけます。
https://apply.joinsherpa.com/travel-restrictions?affiliateId=japanairlines&language=ja-JP・ワクチン接種証明が必要な場合は日本のアプリのスクショで大概はOKです。
(追記:EUデジタルCOVID証明書と同等とはみなされません)
・アメリカ入国時の陰性証明は6月より不要になりました。
・カナダは「ArriveCAN」への事前登録が必須で、やや面倒です。9月以降も陰性証明が必要の予定です。
・ヨーロッパは到着する国や、更には経由地によっても違います。全体的には緩いですが、注意して調べてください。
・陰性証明が必要な場合でも、安い抗原検査でOKだったり、上手くすれば市町村実施の無料検査の証明書で足りる場合もあります。利用航空会社によっても厳格さが違う為、安く済ませたい場合は口コミ情報の収集が重要です。
・相手国が陰性証明を求めない場合でも、必ず検査を受けてから搭乗することをお勧めします。出来れば、搭乗日の前日にPCR検査、時間がなければ出発当日にPCR検査(出発時間までにPCRの結果が間に合わない場合は、すぐに結果の出る抗原検査とセットで受ける)。海外へ着いてから陽性が判明したら目も当てられないので、自己防衛として必須です。
●クルーズに乗船する時
・船会社本社のWEBサイトにある最新の規定に沿って準備します。大抵は、PCR検査、抗原検査、どちらも認められます。名前が似ていて紛らわしいですが、抗体検査はダメです。↑の【船会社情報について】もご参照ください。
・随分減りましたが、旅行者も対象となる無料検査を実施している都市もあります。
・これまで私が乗った船会社は、事前にスマホに船会社アプリをダウンロードし、ワクチン接種証明書と陰性証明をアップロードするよう求められました。ターミナルでも再度、ワクチン接種証明と陰性証明のチェックがあります(紙、電子データどちらでもOK)。実際に係員が見ているのは、ワクチンは接種回数と最終接種日、陰性証明は名前、検査日、陰性の表記くらいでした。
●日本帰国時
(追記:2022年9月7日より、ワクチン(3回目)接種証明書を保持している場合は出国前72時間以内の検査証明の提出が不要となります)
https://www.mhlw.go.jp/content/000980075.pdf・厚生労働省の水際対策で決められた条件を満たす検査を受け、陰性証明を用意します。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html・英文(または日本語)の紙またはPDFなど電子データの結果書面に、8項目の必須事項を分かりやすく(自分で)マークしたものをアプリ(ファストトラック)にアップします。
・日本政府所定フォーマットの場合は、スマホで写真に撮ってアプリにアップすればOKです。
・悪名高き「日本政府所定フォーマット」の利用推奨は撤廃されました。Nasal Swab(鼻腔ぬぐい液/検査法はNAATに限る)が解禁されたので、要は、ごく一般的な『鼻腔ぬぐいのPCR検査』でOKです。証明書に記載が必要な8項目も常識的なものです。私は不足項目があった事はありませんが、WEBに証明書のサンプルが載っている検査会社だと事前確認できてより安心です。
・検査法は必ず事前に確認して下さい。口腔ぬぐい等、日本の規定に合致しないものも実際にあります。
・帰国便の出発72時間以内に採取された検体での検査が必要です。時々、検査時間を適当に記載したり、時間の記載がない検査所があるので、72時間前ギリギリでの検査の場合はご注意下さい。
・下船当日の帰国便を予約するのは危険です。空港でのチェックイン時に陰性の検査結果が必須です。どうしても下船当日の便に搭乗したい場合は72時間以内となる寄港地での検査もご検討下さい。
・短時間での検査結果通知は料金が高く、24時間もしくは48時間以上だと数千円で済む場合もあります。ある程度事前に調べ、ホテル料金も勘案して、帰国便を決める事をお勧めします。
・検査費用は、米国よりヨーロッパの方が安い傾向にあります。おおよそ、15,000円〜25,000円相当なら妥当な金額と思います。ヨーロッパなら10,000円相当以下もわりと探せます。
・英語圏の国以外では、証明書の言語を必ずご確認ください。英語併記ではない可能性があります。
・日本人が多く住む都市で下船、または、後泊すると検査所の情報を見つけやすいです。例えば、マイアミなら下船当日にニューヨークへ飛び、数日滞在する等。(ニューヨークでの帰国便チェックインにする必要があります)。ニューヨークには日本語対応のクリニックも数ヶ所あります。
・海外でよくあるRapid antigen test(迅速抗原検査)はクルーズ乗船用にはOKですが、日本帰国用には使えません。
★★ 検査所の探し方 ★★
・現地の日本大使館及び領事館のサイトに日本の規定を満たす検査所の一覧(一部)が出ています。
・現地在住者の情報交換掲示板やブログ等を探すと、安く確実に結果を通知してくれる検査所を割りと見つけられます。
・Google Mapで調べたい地域を表示しておいて、「covid-19 test」と検索をかけると、そのエリアの検査所一覧が出ます。WEBサイトにもリンクされているので、1つずつ検査の内容や料金を調べていきます。上手くすれば条件が良くて安い検査所が見つかるし、何よりリアルタイムな情報を知ることができます。
・エリアによっては「Test For Travel」も便利です
https://testfortravel.com/・帰国用検査の予約代行サービスで良心的と思われる会社です。
https://www.skycrew-t.com/www/introduce/pcrtest-jp/ ここに出てくる検査所を自分で予約すれば手数料なしで済みます。
・1つのソースからの情報は信頼できません。空港などオフィシャルなサイトですら、既に閉鎖済みの検査場を載せ続けている場合があります。現地で困るのは自分なので、事前にできる限りの情報を収集し、更に現地でアップデート出来るようにしてから出発することをお勧めします。
(画像/ Google Mapでの検査所の検索結果画面)
ちょうど次のクルーズに乗船する為の検査を受けました。エクスカーションのバスの中で思い立ってGoogle Mapで調べたところ、自由時間内に徒歩で行ける予約不要の検査所がヒットしました。乗船前日の検査の予定でしたが、1日早く陰性結果を得られ、気持ちに余裕が持てました。抗原検査で15ユーロ、予約不要、受付から検査終了まで20分、結果は30分でメール添付の陰性証明書が届きました。パスポートを携帯していなかったので、スマホに保存の写真で代用してもらいました。
次回のクルーズで必要な検査についての記載です。
All guests 2 years & older must show proof of a negative COVID-19 RT-PCR or antigen test taken no more than 2 days before embarkation.
更に、Q&Aのページにはこの様に具体的な例が書かれていて親切です。
Example: RT-PCR test must be taken no more than 2 days before boarding the ship.
Your boarding time is 5pm on Friday, therefore the test cannot be taken before Wednesday at 5pm.