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★★★kirakiraコテージ「さんご礁にかこまれた白いビーチと太陽の光とともに刻々とブルーを変えていく澄んだ海。色とりどりの魚とたわむれたり、ハンモックに揺られながらお昼寝したり、そして夜には波の音をききながらまんてんの星空をながめて。。。そんな休日はいかがですか?」

※INDONESIA LINKに掲載させていただきました…2001-5/29

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[409]■コラム:「 イスラム文明拝見 - 元祖アラブ人」〜兄弟民族 / 被害者意識-------- hori - 2004年05月10日 (月) 10時12分 -

年間テーマ【 イスラムのゆくえ 】第2部

「週刊智慧コラム」5月10日 Vol.87より 

■■イスラム文明拝見 - 元祖アラブ人■■

■兄弟民族

「イスラム」という呼称は、イスラム教徒と、イスラム教徒の住む世界を広くひと括りにして言い表すのに便利ですが、特定の民族を指しているものではありません。

「イスラム」の厳密な国境というものはなく、最初はアラビア半島を中心に住んでいたアラブ人を指し、勢力拡大とともに地域も拡大しています。

このアラブ人の先祖は、「イーブラヒーム(=アブラハム)」で、ユダヤ人の先祖と同じだとされています。

アブラハムの妻サラの子孫が → ユダヤ民族へ
もうひとりの妻ハガルの子孫が → アラブ民族へ

つまり、異母(腹違いの)兄弟民族だとされているわけです。(詳しくは後で取り上げます)

ですから、民族的にも、地理的にも、非常に隣り合わせの人々で、宗教的にも同根のものから分かれた形ですから、そのためもあり、差異は決して認められないもののようです。

近しい者ほどその「差」に拘り、頑として譲りませんね。中東の殺戮が殺戮を呼ぶ展開は、この宗教の教えにコダワる限り、何も歯止めにはならないのでしょう。

ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒ともども、

・唯一神が存在する「ヤハウェ=エホバ」「アッラー」
・人類の祖先はアダムとイブ
・唯一神からの教えは、預言者が啓示を受けて、人間に伝える
・聖地はエルサレム (イスラム教徒も分離するまでは聖地としていた)
・善行/悪行が白日の下に晒される審判の日が来る

これら宗教の枠組みが同じです。根は同じです。

違いを挙げてみます。

・イスラム教 - マホメットが啓示を受けたコーラン
 キリスト教のイエスを、モーゼ、アブラハムなどのユダヤ教預言者だと公認した上でマホメットを人類最後の預言者だとする。
キリスト教徒のいう「イエスは神の子」を認めない。⇒イエスは預言者に過ぎない。
キリスト教徒のいう「三位一体説」を認めない。⇒偶像崇拝に当る。
聖地はメッカに変更。

・キリスト教 - 新訳聖書
旧約聖書の預言者すべてを認めた上で、「イエスは神の子」だと特別扱いをする。
マホメットを預言者だと認めない。
「三位一体説」をとる。

・ユダヤ教 - モーゼが受けた10戒
イエスも、マホメットも、預言者だと認めない。
アブラハム、モーゼなどのヘブライ預言者しか認めない。

こうしてみると、大きな違いは、「唯一神から啓示を受ける預言者の認め方に違いがある」、「唯一神の呼び名が違う」だけのようです。

また、

モーゼが生きたのは、3000年前、イエスは2000年前、マホメットが1400年前と見てくると、古い宗教は、自分より後に出てきた預言者=宗教(つまり、より新しい宗教)を認めていません。

認めてしまうと、自分の方が古いですので、時代的に合わなくなっているのを認めることにもなり、宗教として生活も成り立たなくなる、などの理由がありますから。

この3宗教は、砂漠地帯の民族宗教です。その中で、世界宗教となったのはキリスト教ですが、人類普遍の「愛」の教えがあったために、1民族宗教のワクを越えて拡がったわけです。

ユダヤ教は、ユダヤ人のみが信仰する1民族のローカル宗教で、「ヤハウェ=エホバ」神はユダヤ民族のみを救済するとしており、世界に拡がる要素はないですね。

イスラム教は、世界宗教といえるでしょうか? 特定地域の賛同=比較的貧しい地域では可能でしょうが、先進諸国で賛同する宗教にはなりませんね。

■被害者意識

イスラム教徒の書いた資料を読むと、イスラム教徒像は西欧キリスト教徒から故意に歪められて世界に伝わった、と異口同音に弁明(?)しています。

確かに、十字軍以来のわだかまりもあると思いますし、兄弟民族としての軋轢もあるようです。

「右手にコーラン、左手に剣」「一夫多妻」「1日5回の祈り」「断食」という、イスラム教徒の印象は、キリスト教徒の偏見に満ちたイスラム像がそのまま日本に入ったのだ、というのです。

このイスラム教徒の弁明ですが、全部鵜呑みにはできないですね。筆者はむしろ、イスラム教徒たちが自分たちの姿を客観視できていないのではないか、と感じます。

この兄弟民族ですが、

確かに、お互いに相手をよく理解できなかったようです。

特にキリスト教徒には、イスラム教徒の「一夫多妻」が悪魔の所業と見えていたようです。キリスト教で説く「貞節」からはかけ離れた行為だと感じたようです。

今でも、「一夫多妻」を筆頭に男尊女卑を槍玉に挙げています。

これは、イスラム教徒側には彼ら独特の理由がありました。

異教徒にイスラムへの改宗を迫る際もそうでしょうが、敵対するものに対するアラブの人々の対応は苛烈をきわめます。今のイラクや中東全体を見てもわかるように、すぐに武力が使われます。

そのため、男性信者が戦闘で死んでしまい、残された家族の生活保障をするために取られた措置だ、というのが本音のようです。マホメットも4人以上の信者の寡婦を娶っています。

イスラムでは、女性は家の外での活動の場がないため、女性は寡婦になって働こうにも、外に仕事もほとんどないでしょうから、男性の妻になる以外に人生がほぼないわけです。

また、イスラム社会も女性をそのように位置付けているので、良し悪しは別として、4人まで生活の面倒を見ることになったのだと思われます。まあ、自業自得という感じがする社会福祉政策、それがイスラムの1夫多妻制度の真相というところでしょうか。

また、

キリスト教では、キリスト教以外では人間は救われないことになっていて、マホメットも、仏教のお釈迦様もみな悪魔の教えを説く教祖で地獄に落ちていることになっているわけです。

ですから、イスラム教徒側としては、自分たちはイエスを預言者だと「認めていた」にもかかわらず(ユダヤ教徒はイエスもマホメットも認めませんからね)、キリスト教徒から迫害されたと感じていたようですね。

それで、イスラムの人々は、自分たちはキリスト教徒より、ユダヤ教徒より、心が広いのだ、と感じているのです。偏狭なのはキリスト教徒だ、ユダヤ教徒だと感じています。

確かに、自分たちの信奉する神を、地獄に堕ちたと言われて、楽しいはずがありません。

もうひとつ、キリスト教徒側から指摘されていたことに、アッラーからの啓示があります。

キリスト教では、唯一神からの啓示は、通信の天使ガブリエルが中継をするとされているのに対して、マホメットは直接アッラーから啓示を受けたと言っていたため、啓示の信憑性を疑問視されていたようです。

その後、マホメットは、アッラー ⇒ ガブリエル ⇒ 経由で啓示が降りた、と変更しているといいます。

ユダヤ教徒は、3000年前のモーゼの十戒ですから、その後に出てくるイエスも、マホメットもまったく認めません。まあ、3000年前で止まっています。

イスラム教徒としては、既存の古い宗教(ユダヤ教、キリスト教)にけっこう苛められたと感じているのでしょうね。イスラム教徒独特の歴史的な被害者意識があるようです。

こうした背景を知ってイラク情勢を眺めてみると..興味深いですね。

来週は、西洋文明の中に溶け込んだイスラム由来のものを見てみます。


[412]■■イスラム文明拝見 - 7世紀以前■■ -------- hori - 2004年05月25日 (火) 11時04分 -

↓「週刊智慧コラム」5月24日Vol.89より 
■イスラム以前のアラビア半島

マホメット以前にもアラビア半島には人々が住み、放牧と交易を生業に、東の文明圏(インド、中国)と西の文明圏(ギリシャ、ヨーロッパ)を結ぶ交易ルートとして連綿と賑わっていたはずです。ここで、ちょっと、マホメット以前のアラビア半島を見てみたいと思います。
マホメットが生まれた7世紀頃、かの地は、何と、メッカを中心とした伝統的な「多神教崇拝」世界でした。
そうなんです! 7世紀までは、多神教世界でした。
つまり、元々交易で生計を立てる砂漠の人々ですから、市の立つオアシスを転々と巡回しながら商売をして、その地に祭ってあるさまざまな神様に祈っていたようです。
部族ごとに祭る偶像があり、商人ですから、「金は力だ」といった拝金主義も蔓延していたようです。
中でもメッカは、このアラビア半島全域の多神教崇拝の中でも、最高の聖地でした。
このメッカにカアバ神殿を建てた人物は「イーブラヒーム(=アブラハム)」だとされます。この「イーブラヒーム」は、アラブ民族とユダヤ民族の祖先にあたるとされる人物ですね。(この2民族は、2号前にも書きましたが、異母兄弟民族だとされています)
で、「多神教崇拝」ですから、メッカのカアバ神殿の中には、当時の人々が先祖伝来崇拝していた約800体ともいわれる神様が偶像として祭られていたといいます。
どんなものを祭っていたかというと、
・ラート神 = 岩 (女神)
・ウッザー神 = 3本のアカシア樹 (女神)
・マナーフ神 = 女神
・フバル神 = 占い用。右手の欠けた人物像、7本の矢
 などなど。
つまり、自然物や、自然現象、超自然的な力が宿るというアニミズム的な信仰と畏怖の念をいだいていたわけです。石、木、泉、呪術師、占い師、詩人なども崇拝対象となり、
対象を偶像にして祭り、聖域を定めて神殿をつくり、周りをめぐり歩く巡回儀礼をして、生け贄の動物を捧げる祭礼儀礼を行っていたのだそうです。
商売の神様も当然いたでしょうし、アラビア半島の商人たちは交易の成否をフバル神という右手の欠けた人物像の神様に占ってもらったりしていたようです。
・聖地を巡礼する
・カアバ神殿の回りを巡回儀礼する
・生け贄を祭る
これは、モハメット以前から、このアラビア半島で伝統的に行われてきたものなんです。別に、マホメットが提唱して7世紀にいきなり始まったものではありません。
当時、アラビア半島では、人々はどのような宇宙観をもっていたかといえば、
・偶像神の中でも最高の神、人間を超えた存在があり、その名を「アッラー」という
こう考えていました。アッラーは、特定の個人名を指すものではなく、偶像神の中でも最高の神=人間を超えた存在を指すもので、ここが、多神教世界の私たちには、よくわかりにくくて混同しやすい点ですね。
「アッラー佐藤!?(佐藤さんゴメン!)」という人物がいて、その人物が最高だ、と考えていたのではありませんね。
最高の神アッラーの作ったこの宇宙の中で、人類の祖はアダムとイヴであり、エルサレムは聖地で、多くの預言者がアッラーの言葉を人間に伝えてきたと考えていました。この部分は、ユダヤ教、キリスト教と同じです。
つまり、この宇宙全体は、人間が作ったものではなく、明らかに人間以上の存在がいて創造されたものである。人間もその創造物のひとつだ、という考え方が社会全体に根付いていたといいます。
・多神を祭っていた
この多神は、徳高い先祖から、石、木、泉まであり、種々の力を崇め、畏れられてきた神々のことで、もう目につくものは何でも偶像にして祭っていたのでしょう。
病気治し、願掛け、厄払いなどなど、それはもう、多神教世界の日本と同じですね。これが、マホメット以前のアラビア半島です。
じゃあ、マホメットがやったことは何かですが、下の項目でまとめます。

■啓典の民コンプレックス

こうして、7世紀アラビア半島のアラブの人々は日々の生活に密着した様々な神様を祭っては、巡回・巡礼していたわけです。
キリスト教徒にはイエス、ユダヤ教徒にはモーゼなど、「アッラー=ヤーヴェ・エホバ」(つまり人間を超えた存在)の言葉を人間に伝えてきた歴代の預言者がいます。キリスト教徒&ユダヤ教徒は「啓典の民=つまり、神から啓示を受けられる民族」と呼ばれて、宗教的にすぐれた民族と考えられていました。
ところが、
同じ兄弟民族でアラビア半島に住むアラブの人々には、まだ預言者が出ていません。
預言者は、アッラーの言葉を人間にわかる「言葉=教え=啓典」として伝えますから、この、神の言葉を記した「啓典」を持てないことは、アラブの人々にはコンプレックスになっていたようです。
交易する相手には、キリスト教徒もいれば、ユダヤ教徒も、拝火教徒も、エジプト人、ギリシャ人、シリア人、ペルシャ人、インド人、中国人などなど多種多様です。
ですから、アラブの同族の人間(=つまり、マホメット)が、「アッラー」からの啓示を受けたことは、アラブの人々を「啓典の民」の位置に引き揚げることになり、大いに盛り上がることになりました。
以後、イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒は、「啓典の民」として、他の民族とは違うという決定的なプライドをもって生きることになり、功罪合い半ばする自己主張と不寛容さを見せる原因ともなっています。
さらに、イスラム教では、コーランの中に
アーダム(=アダム)以来輩出してきた預言者は、このマホメットが最後で、以後、預言者は出ない、イスラムはマホメットが完成した、という打ち止め宣言記述があります。これが、イスラム教徒に「宗教の完成した姿がイスラム教」だと確信させる根拠になっています。
これは、そのとき通信してきた「アッラー側」と「人間側」の都合というものでしょうから、そのまま鵜呑みにするのではなく、割り引いて聞いておきたいところですね。
この、兄弟民族のユダヤ教、キリスト教、イスラム教については別稿で取り上げます。

■マホメットの仕事

「アッラー」の名は、アラビア半島の聖地、メッカにあるカーバ神殿の中に多数祭られていた偶像神の中の最高神として、マホメット以前から伝統的に信仰されていました。
聖地巡礼も、カーバ神殿の周りを巡る巡回儀礼も、生け贄儀礼も、アラビア半島で行われていたものです。
とすると、マホメットが行ったことは何でしょうか? マホメットがいきなりゼロからイスラム教を作ったのではありません。
マホメットの業績は、
アラビア半島で行われてきた従来のアニミズム信仰、石とか、木とか、泉だとか、こういった超自然的な力を崇めるような、信仰としては初期段階に当るものや、辻占のようなもの、拝金主義などを否定したことだと言われます。
つまり、イスラムの人々の初期段階のアニミズム信仰の段階を一歩進化させたということです。一種の宗教改革のようなものに当ると思われます。
マホメットは、約800あったとされる偶像を拝む行為を、カーバ神殿から追放して、アッラーへの純粋な帰依を求めます。彼は、人々がさまざまな偶像に強欲な願掛けをするのを、本当の信仰ではないとして止めさせていきます。
滝、川、泉、木、石、動物などなどの自然物をみるとありがたくて、思わず手を合わせたくなるとか、この石には魔力が宿るというような、信仰の姿は、「信仰」の初期段階のもので、信仰形態としてはそんなに高度なものではないということですね。
こういったアニミズムは、ジャングルの部族社会などでは今でも一般に見られるものですが、その文明が高度化するに従い、変化していきます。
人々の成熟度、文明の成熟度に従って信仰形態も進化していき、人間の生きる規範=教えとして、「言葉=つまり、知性的に理解可能なもの」として「読める」ものになっていく流れがあります。
こうして、モハメット以後のイスラム教は、「アッラー」が肉体に宿ることのない存在なのだから、人間に似せた偶像に作ってはならないという、きわめてとんがった宗教として、拡がっていくことになったわけです。
ここから出てくる問題点は、第3部以降で取り上げます。



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