↓「メール イカロス No.350」より
ジェイアイ傷害火災保険会社は、海外旅行中に感染した伝染病について、保険の対象となる病名を追加しました。今まで、感染症追加担保特約の対象となる病名を加えても対象となるのが15の病名に限られ、医学的には感染症とされる病名が、保険の対象とならないケースがありました。今回の改訂により、12の病名が追加されたためこの矛盾点がかなり改善されました。赤痢、腸チフス、鳥インフルエンザなど、決して珍しいとはいえない病名が、今頃になって追加されたことが目を引きます。
AIU保険会社は、現在も14の病名に限られたままです。マイチケットが、この点を問い合わせたところ「2005年3月に改訂を予定している」との回答がありました。旅行保険は各社しのぎを削る競争の時代に入り、保険商品の内容に微妙な格差が生じ始めています。マイチケットではジェイアイ傷害火災保険会社とAIU保険会社の両社を取り扱っております。
■ジェイアイ傷害火災保険会社の場合(約款の一部)
(2)海外旅行中に感染した伝染病(コレラ、ベスト、天然痘、発疹チフス、ラッサ熱、マラリヤ、回帰熱、黄熱をいいます。また感染症追加担保特約により、重症急性呼吸器症候群、エボラ出血熱、クリミア、コンゴ出血熱、マールブルグ病、コクシジオイテス症、テング熱、*顎口虫、*ウエストナイル熱、*リッサウイルス感染症、*腎症候性出血熱、*ハンタウイルス肺症候群、*高病原性鳥インフルエンザ、*ニバウイルス感染症、*赤痢、*ダニ媒介性脳炎、*腸チフス、*リフトバレー熱、*レフトスピラ症が追加されます。)により海外旅行終了後その日を含めて30日を経過するまでに医師の治療を開始されたとき。(*印は今回追加された病名)
■AIU保険会社の場合(約款の一部)
(2)海外旅行中に感染した伝染病(コレラ、ベスト、発疹チフス、ラッサ熱、マラリヤ、回帰熱、黄熱をいいます。また感染症追加担保特約により、重症急性呼吸器症候群、エボラ出血熱、クリミア、コンゴ出血熱、マールブルグ病、コクシジオイテス症、テング熱が追加されます。)により海外旅行終了後その日を含めて30日を経過するまでに医師の治療を開始されたとき。