★インドネシア語AからZまで〜O…Oleh-oleh(オレオレ、お土産)
by 吉田 真弥
O…Oleh-oleh(オレオレ、お土産)
oleh本来の意味は「〜によって、〜のため(行為者、原因を表す前置詞)」ですが、2回続けるとなぜか「お土産」となります。
インドネシア人も日本人と同じようにお土産が大好きです。
レバラン(断食明け)の季節になるとジャワなどインドネシア各地からバリに旅行にくるインドネシア人が大勢います。
そしてスカワティ(ギャニアールにある有名な市場)でなんだかいろんなものをわんさか買ってかえります。
日本のパッケージツアーではスカワティの紹介はしていません。
けして遠いところではないのですが、(ウブドより近い)安いから教えないのです。
わたしは何度も行きましたが、確かに同じようなものをよそで買うなら安いかもしれませんが、お洒落なデザインはないですね。
バリに在住していた日本人が帰国する際に、インドネシア人は記念品として必ずお土産をくれます。
さて、何をくれるかというとちょっと困っちゃうものが多いのです。
わたしがもらった物のNo.1は布です。
日本で言えば「かすり」のような柄の布です。
彼らはお祭りのときに必ず使うでしょうが日本で何に使ったらいいのでしょうか,,
クッションカバーやテーブルクロスを作ることはできますが、何年もインドネシアで暮らした日本人が日本でそれを使いたいでしょうか???
わたしはこれを再利用してお世話になった別のバリ人に全部配ってしまいました。
くださった方には申し訳ないですが、何もお礼の品を買わないで助かりました。
次にバリの風景画。これも確かに意としているところはわかりますが、わたしの趣味じゃないし荷物になってどうしていいか困ってしまいました。
極めつけがバリの民族衣装。う〜ん、日本でいつ着ればいいんだろう・・・
授業で学生に「日本人の友達がバリのお土産を買いたいんですが何がいいですか?」って聞くと「サラック」って答えが返ってきます。
「サラック」は「スネークフルーツ」とも呼ばれている見た目が蛇の皮みたいな果物です。
これは植物検疫にひっかかってしまって日本に持って帰れませんよね。
次に学生に「どこでお土産を買ったらいいですか?」って聞くと、10人中9人は「スカワティ」と言います。
う〜ん、相手は日本人なんだけどなあ・・・
↑【インドネシア国立ウダヤナ大学バハサ倶楽部が送る】インドネシア語講座〜”バハサ・あれこれ”Vol.6〜7月20日より
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