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【ロンボク狂掲示板】

ロンボク好きの皆様の掲示板(含・インドネシア各地)です。初めてロンボクへ渡る方の質問も大歓迎ですよ…(^O^)…(2001年5月21日開設)





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★★★kirakiraコテージ「さんご礁にかこまれた白いビーチと太陽の光とともに刻々とブルーを変えていく澄んだ海。色とりどりの魚とたわむれたり、ハンモックに揺られながらお昼寝したり、そして夜には波の音をききながらまんてんの星空をながめて。。。そんな休日はいかがですか?」

※INDONESIA LINKに掲載させていただきました…2001-5/29

hori1624@hotmail.com


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[500]「妖怪コロル・ヒジャウ(緑のパンツ男)」-------- hori - 2005年04月25日 (月) 10時18分 -

↓「YOGYA滞在記-SENYUM-vol.248」より
過去のバックナンバー
http://www.melma.com/mag/29/m00013129/

 トイレの花子さんに口裂け女・・・日本には数多くの都市伝説が存在するが、インドネシアにも都市伝説は存在する。2003年11月から約4カ月間、首都圏を震撼さ
せた妖怪「コロル・ヒジャウ(緑のパンツ男)」だ。

 黒い肌に赤い目、そしてなぜか緑色の半ズボンを身にまとうコロル・ヒジャウは、部屋で1人で寝ている女性に乱暴を働く。最初にコロル・ヒジャウ情報が寄せられたのはジャカルタの東にあるベットタウン、ブカシ。このニュースは大衆紙で瞬く間に庶民の間に広まり、各地で目撃情報や被害情報が続出した。2004年になると騒ぎはジャカルタ市内にまで波及し、首都圏のカンプン(集落)では、女性たちを1カ所に避難させ、男たちが毎夜総出で巡回に出たり、祈祷師を呼んでお祈りをするようになった。

 日本の都市伝説に出てくる妖怪たちには決まって「ある呪文を唱えると退散する」といった逃げ道があるけれど、それはインドネシアも同じ。なぜか、コロル・ヒジャウは黄色い竹とからしの葉っぱが嫌いらしく、住民たちは競って軒先に黄色い竹とからしの葉っぱを飾る。こうして竹屋は大繁盛、ついには竹が品薄になり、竹価格は暴騰した。

 TVも大衆紙も連日、コロル・ヒジャウ騒ぎを報道し続け、騒ぎが過熱した2004年1月、ついにコロル・ヒジャウに乱暴を受けたという女性がTV局に名乗り出た。しかも1人ではなく3人も。彼女たちは一様に「コロル・ヒジャウに乱暴された証」として、コロル・ヒジャウにひっかかれたという腕や足のミミズ張れや傷、コロル・ヒジャウに破られたという服を見せる。これで騒ぎが最高潮に達し、ついに半信半疑だった警察が捜査に乗り出した末、ついにコロル・ヒジャウの正体が明るみに出た。

 まず、被害者に名乗り出た女性たちはすべて、自作自演だった。最初に被害者として名乗り出たロサダさん(47)は「テレビで被害を訴えれば、同情した市民か
ら見舞金が集まり、テレビの出演料ももらえると思った」と自供。残る2人もロサダさんのニュースを見て「2匹目のどじょう」を狙った輩であることが判明した。クシや自らの爪でみみず張れを作り、ハサミで服を破き、カミソリで傷を作っていたのだった。

 そして2004年2月、騒ぎの張本人と目されるブカシ在住の暴行魔オタン容疑者(20)が逮捕される。彼は緑の半ズボンを履いて女性を暴行した事件を6件自供した。

 しかし、このオタン容疑者、精神的に不安定ならしく、緑の半ズボンを履いて犯行を行った理由について「強盗を受ける講習会に出て、絶対捕まらないというまじないをかけた半ズボンをもらったから」と供述。さらに「超能力で自分の身を隠すことができる」「講習で緑の半ズボンをもらった人物40人で構成されるコロル・ヒ
ジャウ軍団がいる」と次々と供述し、しばらくの間、コロル・ヒジャウ騒動の余韻として大衆紙をにぎわせた。

 結局、騒ぎが過ぎれば忘れ去られる日本の都市伝説と同様、コロル・ヒジャウ関連のニュースも徐々に減り、住民の話題に上らなくなっていった。しかし、誰もが忘れそうになったころ、「コロル・ヒジャウ再び出没」といった見出しが時々、大衆紙をにぎわしている。消えてしまうようでなかなか消えないインドネシアの都市伝説、僕はインドネシア人も怪談が好きなこと(これは万国共通なのかも知れませんが)を認識すると共に、竹や葉っぱを競って買って巡回することに代表されるように、まだまだインドネシア人に残る純粋さのようなものを見た。

 あなたの住んでいる国にはいったいどんな都市伝説があるだろうか? 都市伝説を聞いてみると、きっとその国や地域の特徴のようなものが分かるかもしれなませ
ん。


[501]★「南の島のカメハメハ大王」-------- hori - 2005年05月09日 (月) 09時33分 -

↓「YOGYA滞在記-SENYUM-vol.250」より
http://www.melma.com/mag/29/m00013129/

 日曜日の遅い昼食を頼むのはいつも憂鬱だ(僕は日曜日も出勤している)。会社裏の屋台街は休みだし、近くのファストフード店(インドネシアのM社のハンバー
ガーは恐ろしくまずい)はいい加減食べ飽きてしまった。そんな時、後輩が宅配サービスを受けられる店の一覧表を持ってきたので、会社から歩いて10分ほどにあるカフェで「ボンゴレ・スパゲッティ」(3万ルピア)を頼むことにした。

 早速、宅配サービス代理業者に電話して「ボンゴレ・スパゲッティ」2つを頼んだ。しかし、待てど暮らせどスパゲッティは一向にやってこない。時計は2時を回
り、注文から1時間が経ったころ、僕と後輩の我慢は限界に来た。腹が空きすぎて何だか気持ち悪くなってきた。1時間半が経過した時、キャンセルの電話を入れ
て、違う店から注文を頼むことに決めた。

 しかし、応対に出た宅配サービス代理業者は「カフェの店員が30分前に店を出た」の一点張りで僕たちのキャンセルを受け付けようとしない。終いには「渋滞にはまってしまったのだろう」「雨宿りをしているのだろう」とまるで他人事のようにうそぶく。日曜日のジャカルタ中心街は渋滞などしないし雨は15分で止んだ。それにカフェから歩いて10分で会社に到着する。さらに僕たちが頼んだのは、冷えたらちっともおいしくない「ボンゴレ・スパゲティ」だ。切れた後輩は、近くのスーパーにパンを買いにいってしまった。僕は、随分客を待たせてくれた店員に文句をぶちまけることしか考えていなかった。

 時計の針が3時を回ったころ、ビニール袋が擦れる音とともに会社のドアを開いた。怒り心頭の僕は、客としての権利をめい一杯主張しようと立ち上がった。が、次の瞬間僕は何も言えなくなってしまった。店員であろうくたびれたおじさんが満面の笑み(それは生まれて来たばかりの赤ちゃんの神々しいまでの笑顔にそっくりだった)を見せて僕にスパゲッティが入った袋を差し出してきたからである。僕は、もう2時間も待たされたことなどどうでも良くなって、おじさんに笑顔で料金を手渡してしまった。スパゲッティはぐにゃぐにゃになって固まっており、あさり8個のうち5個の殻が開いていなかったけれど、僕はおじさんのあの笑顔に触発されて何もかも許してしまった。「これがインドネシアなんだ」そう何度もつぶやいて不味いスパゲッティを口の中に放り込んだ。

 小学校の時に歌わされた「南の島のカメハメハ大王」に「風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みで」という歌詞があるけれど、当時の僕はそんな国なんて本当にあるのだろうかと半信半疑に歌っていた。けれど、「南の島のカメハメハ大王」の歌詞は空想の物語ではなく、「南の島」にいるインドネシア人がそうなのだと、インドネシアに来て痛切に感じるようになった。

「雨が降ったから」平気で遅刻し、「両親が風邪を引いたから」会社を休む。あらゆる言い訳を駆使して自分の立場を正当化する。それは、インドネシア人の仕事に
対する「甘さ」を意味し、国家としての発展阻害要因になっているけれども、そのことが、神々しいまでのあの「笑顔」を生み出す土壌になっているのではないか。

 日本人がインドネシア人など東南アジアやアフリカの発展途上国の人々に「はちきれんばかりの笑顔」という常套句を用いるのは、そうした笑顔が、何かに追われるようにして仕事をしなければならない自国で絶滅の危機に瀕しているからなのだろう。僕はそのことに気付いて以来、一生懸命働いて先進国になった日本の価値観でインドネシア人を見ることを止め、インドネシアでのあらゆる物事をできるだけ割り切るようにした(その物事は日本の価値観では許されないものばかりだけれど)。世界一の技術立国になることと、何もかも許してしまうくらい神々しいまでの笑顔を持てること、果たしてどちらが幸せなのだろうか。



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