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[9569] 日向灘でM7.1、震度6弱の大地震 アーモンド@岐阜 08/08(木) 17:11
  先程8/8、16:42、日向灘を震源とするMj7.1、Mw7.0(M7.1、USGS)、宮崎県で震度6弱の地震が発生しました。九州、四国各地に津波注意報が発表されています。
(8/9、Mj値、Mw値を暫定精査値に更新。)

USGSは、16:42:00にM6.9が、16:42:55にM7.1が、同震域で連続発生したとしていますが、強震モニタを見る限り、発震は1回のように見えるので、今後USGS値は訂正されるかもしれません。
(8/9追記。やはり訂正され、16:42:00のM6.9は削除されました。)

南海トラフ臨時情報は、南海トラフ想定地震域でMjではなく、Mwが6.8以上で発表されます。今回の地震は想定地震域で、Mw6.8以上に達したと思われるため、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」の調査、評価検討を開始すると発表しました。(8/9追記、Mwは7.0になりました。)

画像:
ウェザーニュース・ライブ
 
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[9570] 震度マップ、震源位置入り アーモンド@岐阜 08/08(木) 17:47
  先程のウェザーニュース震度マップには、震源位置が表示されていませんでしたので、震源マーク入りのマップをこちらに載せます。

今回の地震は、プレート境界型、逆断層型地震でした。
現時点までで観測された津波の最大波高は、宮崎港で17:14に50cm、日南市油津で17:23に40cm。他は20cm~10cmになっています。津波は第一波より、第二波、第三波の方が高くなることがあります。
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17:30、南海トラフ地震に関する評価検討会が始まりました。
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今回の地震で、大変不思議に感じるのは、当地では揺れなかった(震度0)ことです。以前、2014年3月14日の、伊予灘M6.2、震度5強の地震時には、当地でもかなり揺れを感じました。今回はエネルギーが8倍程度あり、深発地震でもないというのに、当地の震度が低かったこと、有感地震観測域も狭いと感じること、震源付近でも震度7や6強ではなく、震度6弱どまりだったことが、かなり不思議に感じられます。揺れが伝わりにくい地殻構造なのかもしれません。
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後でまた書くと思いますが、また、アスペクト予想で何度か書いてきたことですが、アスペクトのピークはこのあと8/9~8/13に来ます。他の大きな大災害が生じない限り、より大きな後続、または本震が、8/10前後に高確率で発生すると見ています(70%)。南海トラフ地震評価検討会が、どのように分析予想発表するか注目です。ただし、M8.5以上の巨大地震ではありません。

像:気象庁地震情報
 
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[9572] 気象庁、初の「巨大地震注意」発表 アーモンド@岐阜 08/08(木) 19:52
  南海トラフ想定地震域でMw6.8以上が発生すると、評価検討会が開かれ、まず「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」になります(先程まで)。

調査検討が終わると、Mw7.0以上の地震が発生した場合、「南海トラフ巨大地震注意」が発表されます。

Mw8.0以上の地震が発生した場合、「南海トラフ巨大地震警戒」が発表されます。

今回はMwが7.0(暫定精査値)だったので、「南海トラフ地震注意情報」になります。この注意情報では、原則として事前の避難が呼びかけられることはありません。
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正式には19:45に評価検討会が終わり、結果が発表されますが、19:15に、以下のような結果が速報で発表されました。

南海トラフ地震臨時情報「巨大地震に注意」。政府・自治体からの情報に留意。
別の大規模地震 想定震源域で起きる可能性 ふだんより高まる
「日ごろの備え」再確認を。
家具の固定、
避難場所・経路、
水などの備蓄、
家族などとの連絡方法など、
となっています。

呼びかける地域は、https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/assumption.html
2番目、3番目のマップ。
呼びかける期間は、取り合えず1週間。ただし、あくまでもの1週間(地震発生確率期間とは関係なく、一般的に人間が最大の備えと、警戒を続けられる忍耐の限界が1週間とされるため)。
 
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[9573] 南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の本文 アーモンド@岐阜 08/08(木) 20:09
  気象庁、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の本文
https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nteq/index.html

** 見出し **
本日(8日)16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます。今後の政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。

令和6年8月8日
気象庁地震火山部

** 本文 **
本日(8日)16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード(Mj)7.1の地震が発生しました。その後の地震活動は活発な状態が続いています。また、ひずみ観測点では、この地震に伴うステップ状の変化が観測されています。

気象庁では、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を臨時に開催し、この地震と南海トラフ地震との関連性について検討しました。

この地震は、西北西・東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型で、南海トラフ地震の想定震源域内における陸のプレートとフィリピン海プレートの境界の一部がずれ動いたことにより発生したモーメントマグニチュード(Mw)7.0の地震と評価されました。

過去の世界の大規模地震の統計データでは、1904年から2014年に発生したMw7.0以上の地震1437事例のうち、その後同じ領域でMw8クラス以上の地震が発生した事例は、最初の地震の発生から7日以内に6事例であり、その後の発生頻度は時間とともに減少します。このデータには、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)が発生した2日前に、Mw7クラスの地震が発生していた事例が含まれます。世界の事例ではMw7.0以上の地震発生後に同じ領域で、Mw8クラス以上の地震が7日以内に発生する頻度は数百回に1回程度となります。

これらのことから、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます。

南海トラフ地震には多様性があり、大規模地震が発生した場合の震源域は、今回の地震の周辺だけにとどまる場合もあれば、南海トラフ全域に及ぶ場合も考えられます。

最大規模の地震が発生した場合、関東地方から九州地方にかけての広い範囲で強い揺れが、また、関東地方から沖縄地方にかけての太平洋沿岸で高い津波が想定されています。

今後の政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。

気象庁では、引き続き注意深く南海トラフ沿いの地殻活動の推移を監視します。

※モーメントマグニチュード(Mw)は、震源断層のずれの規模を精査して得られるマグニチュードです。気象庁が地震情報等で、お知らせしているマグニチュード(Mj)とは異なる値になる場合があります。

※評価検討会は、従来の東海地域を対象とした地震防災対策強化地域判定会と一体となって検討を行っています。

** (参考) 南海トラフ地震に関連する情報の種類 **
【南海トラフ地震臨時情報】
情報発表条件:
○南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
○観測された異常な現象の調査結果を発表する場合

情報名に付記するキーワード:
○「調査中」 下記のいずれかにより臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合
・監視領域内※1でマグニチュード6.8以上の地震※2が発生
・1カ所以上のひずみ計での有意な変化と共に、他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化が観測され、想定震源域内のプレート境界で通常と異なるゆっくりすべりが発生している可能性がある場合など、ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測
・その他、想定震源域内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測
○「巨大地震警戒」 想定震源域内のプレート境界において、Mw8.0以上の地震が発生したと評価した場合
○「巨大地震注意」
・監視領域内※1において、Mw7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)
・想定震源域内のプレート境界において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合
○「調査終了」 (巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合
※1 南海トラフの想定震源域及び想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲
※2 太平洋プレートの沈み込みに伴う震源が深い地震は除く

【南海トラフ地震関連解説情報】
情報発表条件:
○観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合
○「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)
※すでに必要な防災対応がとられている際は、調査を開始した旨や調査結果を南海トラフ地震関連解説情報で発表する場合があります。
今後は、「南海トラフ地震関連解説情報」で地殻活動の状況等を発表します。
 
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[9581] 8/10前後、依然要警戒 アーモンド@岐阜 08/09(金) 19:03
  台風5号が東北上陸予想に変わり、どの程度8/10前後のアスペクト・エネルギーを喰らうか、消費するかにもよりますが、大規模とは言えない台風5号の勢力を見ると、まだ、地殻変動のエネルギーが十分残っていると見ています。
地震として現れた場合、台風5号災害のアスペクト・エネルギーを引いたとしても、まだM7.5前後、震度6強前後として発震する余地が残っていると思います(70%)。ただ、震源位置は変わるかもしれません。
 
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