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サムソン「盾」春秋連覇へ視界良好!「勝利の方程式 データBOX」は、天皇賞・秋(28日、東京芝2000メートル)の狙い馬を過去10年のデータから探った。3着以内に好走した30頭を、さまざまな角度から分析し、傾向がはっきりと出た5項目をピックアップ。今年の出走予定馬にあてはめた結果、昨年の2冠馬で今春の天皇賞も制したメイショウサムソンが不動の本命馬へと浮上した。
★重賞実績 好走馬は極めて高いレベルの重賞実績を備えており、いわゆる“格”が重要なG1といえる。○の条件は「芝マイル以上のG1連対、または芝1800メートルの重賞2勝以上」で、芝2000メートル以上のG1勝ちがあれば◎。重賞1勝では△止まり。G22着が最高のアグネスアークは×で、完全に脱落。毎日王冠Vのチョウサンも、重賞1勝では合格点とはいえない(△)。
★距離実績 芝2000メートルで2勝以上なら○で、全勝(1戦1勝もOK)やG1勝ちがあれば◎。2度以上出走して1勝止まり、未勝利も芝マイル〜2200メートルで重賞勝ちがあれば△。01年の優勝馬アグネスデジタルのように「芝2000メートル未経験も芝マイルG1勝ちあり」は○だが、今年は該当馬なし。マツリダゴッホ、デルタブルース、ポップロックが同距離1勝で後退。
★コース実績 全30頭に東京芝への出走歴があり、優勝馬10頭中8頭には勝ち鞍があった。例外2頭はG1馬テイエムオペラオー(00年)とアグネスデジタル(01年)。「東京芝でV、未勝利も芝のG1勝ちあり」が○の条件となる。「東京芝でG1勝ち、または2戦以上してVかつ4着以下なし」なら◎。未勝利も出走1回のみなら△とする。【0103】のシャドウゲイト、【0102】のフサイチパンドラにここで×がついた。
★臨戦過程 いろいろなパターンで好走馬が出ており、これといった“必勝ローテーション”はない。毎日王冠とオールカマーなら1着、京都大賞典なら1〜2着が○。休み明けでも宝塚記念5着以内や、3カ月以内の芝2000メートル重賞1着なら○。毎日王冠敗戦から巻き返しての連対はゼロ。3着ダイワメジャーには嫌なデータだ。
★キャリア ここ2年は5歳馬がワンツーを決めたが、全体的には過去10年で6勝の4歳馬が圧倒的に優位。「6勝以上または複数のG1連対歴がある4歳馬」が◎。6勝以上の5歳馬とG1勝ちのある3〜4歳が○で、6歳馬は6勝以上という条件がついての△。ここでもダイワメジャーは減点となった。
☆結論 減点なしのメイショウサムソンとアドマイヤムーンの一騎打ち。◎4つのサムソンが本命、同2つのムーンが対抗だ。△1つのチョウサンが3番手で、△2つ&◎3つのダイワメジャーは4番手。△2つのポップロックとマツリダゴッホまで押さえる。
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