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チョン・ウソンけいじばん。別館

チョン・ウソンさんの作品についてじっくり語りあいましょう。
新作『奴、奴、奴』についても歓迎します。
はじめておいでの方は、まず掲示板トップページ「はじめに」をお読みください。

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[309] 「デイジー」ネタばれトーク
たやけん - 2006年05月17日 (水) 17時52分   

こんばんは\(^o^)/
「デイジー」試写会行ってまいりました。(^_-)-☆
パクウィ役のチョン・ウソンさんですが、「私の頭の中の消しゴム」の前の一匹狼的なチョン・ウソンさんのイメージがいい意味で戻ってきた感じがします。ネタ的に予測はしていましたが、ヘヨンとパクウィが一緒に登場する場面は主演どおしにしては多くはありません。そして、パクウィ自身の台詞も多くはありません。(ナレーションは結構ありました)。しかし、内面を表情に出す演技がチョン・ウソンさん、チョン・ジヒョンさん共に素晴らしかったです。(^_^)

[311] 試写会ネタばれトーク
ふさ - 2006年05月21日 (日) 19時33分   

はじめまして、たやけんさん。私も試写会に行ってきました!
私もたやけんさんと同じような感想をもちました。
とくにパクウィが初めてヘヨンと会話を交わし絵を描いてもらう時や、ヘヨンのアトリエで三人が初めて顔を合わせ、扉のこちら側に取り残された時のパクウイの表情には泣かされました。ウソンさんってその時の表情の演技で別人のように見えますね。
孤高の殺し屋やがはまりすぎている! それだけ俳優としての演技がすばらしいということですね。
でも、三人とも本当に表情の演技が素晴らしいです。

[322] デイジーネタバレトーク
ユニ - 2006年06月02日 (金) 10時00分   

「デイジー」をご覧になった方はたくさんおられると思いますが、なかなか別館に新しい記事がアップされないのは、みなさん、余韻にひたっていて、感情を言葉にできないといったところでしょうか?わかります、わかります。とりあえず、私、心もとない文章ですが、公開後の最初のネタバレトークをしたいと思います。

実は、みなさんにお叱りを受けるかもしれないのですが、ウソンさんの待ちに待った新作とあって、期待も大きい反面、映画の公開前から、ずいぶんといろいろなところからだいたいのストーリーをつかんでしまっていたような気がしたので、刑事とキラーと純真な女性の三角関係という古典的とも言えるお話を映像で見て、がっかりすることはないかしら、と少々心配もしていたのです。ところが・・・・しょっぱなからやられてしまいました。まずはヘヨンのモノローグから始まり、三人の主人公が次々とバトンタッチするように、その思いと記憶を観客に語りかける手法で、私たちは彼らの経験した過去と現在の時間軸を行きつ戻りつさせられますね。パクウィのモノローグが終わるまで、私は自分が息をしているのも忘れるほど、この三人の出会いを追体験してしまった気分でした。しかも、ウソンさんはなかなか出てこないでしょ。いつ出てくるのって、期待は高まるばかりだし。アンディ・ラウ監督恐るべし。こんな見せ方があるんだーと恐れ入ってしまいました。このあたりが、おすぎさんが「羅生門」のようだとおっしゃっていた所以なのだと納得しました。
そして、この三人の時間が一瞬にして一つになるシーンがありましたね。パクウィとヘヨンが一緒にいるところに、ジョンウがやってくるシーンです。画面の3つ切りって始めて見ましたよ私。この三人三様の緊張感。ウソンファンにとっては最も切ないシーンの一つでもありましたよね。

私は、この一週間で、もう3回この映画をみてしまったのですが、一回目見ていた最中は、パクウィがヘヨンを見守るためにアパートを借りて、少々ストーカーまがいの行動をしたり、その後、ヘヨンの前に姿を現してからは、そのあまりの献身ぶり、特に彼のボートハウスに彼女を招待した時のドギマギぶりには、少々違和感を持って見ていたのですよね。そういう方はいなかったでしょうか。私はウソンファンになったきっかけが、「MUSA」だったので、どこかでヨソルっぽさをウソンさんに求めていたのだと思います。ヨソルがそんなことしないでーとかって(どうぞ、笑わないでください)。でも、これに関しては、見終わったときに、これがパクウィという人物なのだと納得できました。愛する人の前では、初めて恋をする15歳の少年のような人なのだと。2回目からは、パクウィが遠くに居るヘヨンを見ながら、一緒にお茶を飲むシーンもほほえましく思えました。よかったね、パクウィって。
でも、見ている最中は、だいだいなんで、純愛ものの映画なんか100回も見てるんだいって感じで思ってたわけです。それが終盤になって充分すぎるほど意味のあるものであるとわかった時、広場に駆けつけたヘヨンの必死の叫びを読み取るパクウィの表情を見たとき、監督さんはこのシーンを撮りたいために、パクウィに映画を見させていたのねーと、またまたやられてしまいました。
そして最後雨宿りのシーンで、こういう終わり方をするのかーって、監督はまたまた私たちを過去に連れ戻して、こんな悲しいお話の後で、幸せな3人の顔を最後に見せしまうのねーって。これが一番やられちゃったところでしょうね。「イルマーレ」なら、やり直しができたのにね。
ほんとうは、もっともっと書きたいことあるんですが、どのウソンさんがかっこよかったとか、やきもちを焼くパクウィのことも、ジョンウのことも、パクウィとボスの対決はどうなったのかとか、音楽最高とか、でもなにしろ長くなったので、これでとりあえず、やめておきます。みなさんの感想も教えてくださいね。

私は、気になるシーンがまだまだあって、いろいろ確認するために、まだまだこの映画を見に行くことになるようです。


[324] おそるおそるネタバレトーク
たーこ - 2006年06月03日 (土) 11時04分   

はじめてこちらに書き込みさせていただきます、たーこと申します。
遅ればせながら4月に『私の頭の中の消しゴム』をレンタルし、一瞬でワイルド&セクシーなチョルス&ウソンさんに落ちてしまいました。

私の場合、『デイジー』はなるべく事前情報ナシで観たかったため、TVで予告編がながれても目をそむけていました(これはかなりの忍耐力が必要でした)。とはいえ、自分なりの予測はありましたが、良い意味でその予測はハズレました。
「きゃーウソンくん かっこいいー。スッキリー。」的かと思っていたのですが、思いのほかパクウィの感情をアレコレ考える楽しみがありました。

チョルスから入ったウソン初心者のため、鑑賞中は「このしぐさは、チョルスではありえないな」などと余計な事が脳裏をよぎってしまったのですが、鑑賞後はイロイロ考えてしまうのです。
(余談ですが、大ヒット作や、はまり役があるという事は、俳優にとっても観客にとっても功罪ありますね。)
パクウィはちょっとストカーチックなところもありますが、暗殺者となった時におそらく自分の人生をあきらめてしまったであろうパクウィには、彼女を見つめている事しかできなかったんだと思うと、「いいんだよ、いいんだよ」と声をかけてあげたくなります。
結末も三人の中で一番幸せだったのではないかと感じました。でもパクウィはどう受け止めたか・・・。

思いっきりパクウィモードの私ですが、ジヒョンさんファンにとってパクウィはどんな存在にうつるのか気になるところです。
とても心に残る映画だったので、できればもう一度観てへヨンと運命の人との出会いを考えてみたいです。
そして、あの雨宿りの場面もじっくりと・・・

ユニさんの感想とほとんどダブってしまったのですが、「私も、私もそうなのよ~」という気持ちを込めて書かせていただきました。

[334] 遅くなりました!
遊実 - 2006年06月05日 (月) 14時32分   

たやけんさん、スレッド立ててくださったのに遅くなってすみません。(最初お名前間違えていました。申し訳ありませんでした。訂正6/6 18:03)
ふささん、はじめまして、こんにちは!
ユニさん、書いてください!とお願いしておきながら、私の書くのが遅くなってすみません。
たーこさん、こちらに思い切って書いてくださって嬉しいです!

皆さんのパクウィへの熱い想いを読ませて頂き、胸がいっぱいになりました。
私は公開3日目に初めて見たので、映画を見に行った方のネタバレ感想はあまり見ないようにしていたのですが、どうも辛口が多そうだ・・・と少し心配していました。
でも全く杞憂でした。見終わったその日にパクウィの魅力にとりつかれ、3日後にまた見に行ってしまい、また今週も行く予定です。(笑)

パクウィの魅力はたくさんあって語りきれませんが、「私の頭の中の消しゴム」~「SAD MOVIE」~「デイジー」と愛に泣くシーンが続き、恋愛ドラマ・映画好きな私としてはすごく嬉しいのですが、その3役ともすべて違う泣き方で、最大限にそのキャラクターの魅力が溢れていたと思います。
パクウィの行動は初め、じれったいような少ししつこいような気もしましたが、だんだんそういう行動しか出来なかったことがパクウィらしく、愛しさが募ってきます。
ウソンさんの新作、ということで気合いを入れて見に行ったのですが、ウソンさんの新作映画!ということだけじゃなく、素直に「デイジー」という映画とパクウィというキャラクターを愛することが出来てとても嬉しいです。

ソンジェさんは初めて作品を見ましたが、ウソンさんと非常にバランスがよくて、ジョンウ役はソンジェさんでよかったな・・・と思いました。
ジヒョンさんは難しい役柄だったと思います。もう少し前半に可愛らしい様子が見たかったです。でも声にならない叫びには何度も泣いてしまいました。

私もまだまだ語り足りない感じですが、他の方のご感想もぜひお聞きしたいです!
別館で作品について語るのが憧れでした。(照)
楽しいお話をたくさん伺いたいです。

[335] デイジーネタバレトーク
三毛猫 - 2006年06月06日 (火) 11時24分   

初めまして~(^_-)-☆

こちらのサイトは、ずっとロムさせて頂き数々の情報
を頂いてます。ありがとうございます。

映画「デイジー」すっごく良かったです。今、2回観てますが
近日中に3回目を予定しています。

“おすぎ”さんのコメントの「羅生門」に「アぁぁぁ@@~」でした。
男二人に女1人。それぞれの視点で語らせる手法まさにそうですね。
最後は、パクウィの視点で終わり、観客は涙し一応の決着見たように
思いますが、本当にそうなんでしょうか?
真相は「藪の中」かもしれません。そう考えると益々奥深い映画に
思えます。
「MUSA」のヨソル役のウソンさんに惚れ込んで以来
「寝ても覚めてもチョン・ウソン」(byリリコさん)状態の私。
その上、大好きな映画「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督
音楽は、これまた大好きなカーウァイ映画の梅林茂さん。
楽しみにしていた反面、期待外れかも・・しかしこれは杞憂でした。
韓国、オランダ、日本、香港コラボレの妙を堪能できました。
今後のアジア映画の在り方に“一石を投じた”映画ですね!

最後に主役お三方の感想を^^

ウソンさんは、殺し屋(セクシー)の時と
ヘヨンに近づくストーカー(笑)
の時とでは、別人のようでした。
ヘヨンの前では、どこかオドオド(それ故に切ないのですが)
していつもの“男前”オーラが
消えてます。しかしこれは、考えて観れば当然の演技です。
「男前」だったら、ヘヨンと速攻LOVEになっちゃいます^^;
ウソンさんは、演技派の俳優であるとあらためて思いました。
映画を同行した友達が言いました。
「ウソンって作品の度に、顔が違う
これって最高の褒め言葉ですね!

ジヒョンちゃん、透明感があって、改めて素敵な女優さんだと
感心しました。

そして最後に、「ザ役者」イ・ソンジェさん。
決して美形では無いんだけど、素敵でした。
ウソンさんのような美形は、絶対回りに居ないと思うけど
この方だったら居そう・・・(居ないってば!)
もし、居たら、、私「惚れます!」(爆)


[337] どきどきネタバレトーク
みーやん - 2006年06月08日 (木) 21時42分   

 いつも、楽しく読ませて頂いてます。管理人の皆様、いつもありがとうございます。
デイジー、やっと、試写会以来、映画館で見ることできたので、感動をやはり分かち合いたく、どきどきしながら、書いてます。前回より、冷静に見ることができたので、
感動が深かったです。今回は、パクウイの、孤独の世界に、心ゆさぶられました。へヨンも、孤独な娘ですが、自分の世界をとても大切にしてる、ある意味、心豊かな女性だと思うのです。パクウイの、それは、もっと救いのないもので、彼女との出会いは、まるで、天からの、光明だったのでは。また、パクウイは、ウソンさんは、二面性がある人間といってますが、もっと、多面的で、思うより複雑な人格の持ち主かしら。
孤独の世界にあってる、チャイコフスキーの、音楽が、ばっちり。ジョンウも、一人ですが、彼は、深い孤独感というより、寂寥感の人かな。うまくいえないけど。3人の中で、バランスいい人ともいえますね。語りつくせないくらい、魅力的な、映画なのに、どうして、不振なのでしょう。しいていえば、思ったより、文学的で、地味でしたかしら。
 少し前まで、ドイツに行ってたので、国違えど、同じ季節のヨーロッパを、追体験できました。結構寒いんですよ、今頃。そして、ざーと雨降って、ぱーっと晴れるのです、映画のように。それから、太陽が、きらきら輝やいて。お花がますますきれいで。
訪れたドイツの町々も、デイジー、たくさん、美しくさいていました。デイジーを、持ってる、熊ちゃんぬいぐるみを買い、デイジーちゃんと名付けました。毎日、デイジーのOST聞きながら寝ちゃったりして。
 この世に、ウソンさんみたいな、素敵なスターがいるなんて、信じがたいです。今まで生きててよかった。個人的に願うことは、早く、結婚してほしいです。えっ、そんなのいや、ですか?皆さん。結婚して、家庭を持つと、また、違った役柄がどんどん広がる気がするのです。楽しみ。

[338] 切ない記憶
ビアン - 2006年06月09日 (金) 18時06分   

こんにちわ♪去年大久保でのウソンオフ会に参加させて頂いた感激から早、半年、すっかりロム専でおりましたが、新しく管理人のお世話して下さる方や、掲示板の皆様宜しくお願い致します。

私は「デイジー」を観て、心の中で眠っていた切ない物語を思い出しました。
「人魚姫」の物語・・・あ~引かないで下さい(笑)王子と人魚姫は性別逆ですけど。

パクウィは、日の当たる地上では堂々と生きていけない身の上。
それが、ある日お花畑のお姫様へヨンが川に落ちて、彼女の喜ぶ顔を見たくて
一生懸命橋を架ける。
初めは彼女の前に現れる気は無かったけど、彼女に恋をし彼女が自分の幸福と思う。
恋をすれば目の前に現れたくなる。友達でもいい、側に居られれば。
だけど、ヘヨンは、最初に現れた、刑事がデイジーを贈ってくれtている
(難破船で助けてくれた人)その人だと信じるようになる。
その刑事も、人間として優しくて申し分ない人・・・

贈ったのは、自分、でも打ち明ける事はできない。
まるで、地上に上がるために魔法使いから、舌を切られ声を失った人魚姫のように!

大体あの船で、あんなにデイジーの花栽培しているのに何故ヘヨンは気が付かないの(苦笑)

近づくことが出来た愛する人が、ドアの向こうで、必死で壁を叩きながら、
ジョンウ刑事に愛を訴えるのを、部屋で耐えるパクウィ。
あの3分割された映像は、切なくて胸が痛みました。

ヘヨンの愛する人を殺すということは
愛する人ヘヨンを悲しませる事になる、
おおらかな愛に目覚めていたのに、
最後ヘヨンにかばってもらってというストーリィの流れが
少し納得いきません(笑)
パクウィが何らかの死を遂げた後で、ヘヨンに真実がわかり
ヘヨンには、最後まで絵の道を貫いていて欲しかったです。
自分を愛して、運命に翻弄されて、散った二人の男達の為に・・
パクウィを描いても、知らずジュンウ刑事の顔になって
書き直した絵、似てなくて・・(^^;

強い愛に生きた人魚姫は、短剣で王子を刺して、自分を生かす道を選ばなかったけど、子供心に、とっても切ない思いをした感情を、何気に思い出しました。

このたび、ウソンさんと、ジヒョンさんと、運良く、握手出来て
この世のものとは思えないくらいに、美しく、綺麗で、透き通った素敵なウソンさんでした。
いまだ、夢が醒めないままで、幻を抱えて書かせて頂きました。

前売りがまだ手元に、来週3回目観に行きます♪
また、違ったパクウィに会えるかな~?

[339] 「デイジー」ネタばれ&ノベライゼーションもネタばれ
るーえ - 2006年06月11日 (日) 22時12分   

コメントいただいたみなさん、どうもありがとうございました。
ユニさんのご指摘通り、余韻に浸ってしまい、また文才もないため、感情をなか
なか言葉にできないでおりました。次の火曜日には、「デイジー」2回目を観に
行く予定ですので、なんとかその前に初回の感想をと、少々アセリ気味でUPさせ
ていただきます。

パクウィ素敵ですね。別格ヨソルの次に、気になるキャラクターになったかも。
主役3人が一堂に会するところは、もちろん緊張感があって、かつ切ないシーン
ではありますが、私が特に印象に残ったのは、パクウィがボスの事務所に向かう
前、アンサリングマシンに録音されたヘヨンのメッセージを繰り返し聴くシーン
です。そのときの彼の表情には胸がつまり、泣けました。
「デイジー」を公開初日に観てから今日までいろいろな思いが交錯するうち、あ
ることに気付きました。パクウィのヘヨンへの一途な愛、嫉妬の感情、ストーカー
ぽいところ。。。うーん、誰かに似てない?・・。
(こう感じるのは私だけかもしれません。)なので、他の方が感じられたような
パクウィに対する違和感は全くありませんでした。

しばらく前に文庫を読みました。インターナショナル・バージョンではカットされている
パクウィが何故キラーになってしまったかとか、彼の心情もとても丁寧に書かれていて
よかったです。読みながら、泣いてしまいました。映画では、ボスとの対決は銃声のみで
正直「えっ、もう終わり?」と思ってしまいましたが、小説の方ではちゃんとそこのところ
描かれています。ラスト間際、腹部に銃弾を受けたパクウィが、少しふらつきながら
雑踏の中へ消えていくシーンには、涙涙です。ぜひウソンさんの演技を観てみたいですが
韓国バージョンには入っているのでしょうか?

哀しい結末ではありますが、孤独なパクウィの想いはヘヨンに届いたのですから
彼は幸せだったのではないでしょうか。その点、ヨソルは・・・(T^T)
主演3人の表情の演技は素晴らしいし、音楽も映像も美しく、私にとっては満足度
高い作品でした。

[352] 長々とネタバレ&質問
なつこ - 2006年06月24日 (土) 22時28分   

デイジー、終わってしまいましたね。
上映中に色々ネタバレトークしたかったんですが・・・
最初キャッチフレーズ”消しゴムの次に泣ける映画はこれだ!!”に、
なんだか安直だなあと思っていたら、も~上映時間がハンパでなく理不尽でした。
昼間とレイト2回って・・・(午前2時帰りってすごい)なかなか見ることが出来ず、
せっかく全国行脚してくれた主演俳優に申し訳なかったです。

ただ、文庫本も写真集も封印してネタバレはチラシくらいで、先入観なく見終わって初めて思ったのは、
これは予想以上にいい作品じゃないの~(笑)
小姑的ツッコミなしで素直に喜んでおりました。

こちらでは、ユニさんの素晴らしい解説に、ビアンさんの「人魚姫」と、自分では思いつかないそれぞれの方のコメントに非常に頷くものがあって、とても感心しました。やっぱり皆さん凄いですよ。
これだけウソンシ~の作品で語れるんですから(笑)

自分の感想としては、とにかく編集がうまい!!
強行軍スケジュールの撮影でもここまでになるとは・・恐るべしラウ監督の映像マジック(笑)
異国の地で出会った男女の心理劇という形をとりながら、人の運命のすれ違いというか、
偶然とは必然であり、必然と思ったことが偶然でもあるという・・・いかようにも現実は起こりえるんだ、
ということを非常にうまく見せてくれる作品だったと思います。
モチーフとなるデイジーに対しても思いは三人三様・・・
ヘヨンにとってはゴッホの向日葵のような存在
ジョンウにとってはカモフラージュのため、たまたま手にとった鉢植え
パクウィにとっては殺しの証拠ともいうべき火薬の匂いを消し、魂を浄化しくれるような気がする
自分の思いを託す大切な花々
同じ出来事について、時間の流れを変幻自在に逆行させながら、三人の視点でそれぞれ描いてあるので、
すご~くよくわかりました。
韓国の三分割ポスターの意味が非常に納得できましたね。
映像について、なんでここでこういうカメラワークになるんだという疑問なく(消しゴムにはありました)
演出とストーリーがうまく噛み合っていて、これぞ映画、という感じで楽しませてもらいましたよ。
皆さんのご指摘の通り、モノローグが多く(彼の低い声が好きなのでそれはいいんですが)
上映30分以上たってからウソン氏登場って、やっとですかいって気もしました(苦笑)
突然銃撃戦が始まるところが、心臓には悪いんですが、意外性のあるいいテンポでしたね。
韓国映画をあまり見たことのない友人は”久しぶりに見た気がするよ、純愛だね~美しいね~”と、
さらに村上春樹の「ノルウェイの森」を思い出したと言ってくれたんですが・・・
そうね~非常に文学的な寓話かなあという感じがします。
クァク・ジェヨン監督の脚本による部分も大きいと思いますが、オランダというロケ地のおかげで
より一層ロマンチックな雰囲気のある作品に仕上がったかと。

俳優陣のコラボは非常に心地良かったですね。
誰かが突出しているわけでなく、三人が同等の存在感でもってひとつの世界におさまっているのは稀有なこと。
刑事役がイ・ソンジェさんで正解だったと思います。
同じ”白いランニングシャツ”でも親友イ・ジョンジェ(「太陽はない」参照)
弟キャラ(好きだけど)ウォンビンではこうはならなかったと思うので、彼の功績は大きいでしょう。
ウソン氏の圧倒的スターオーラを優しく誠実な微笑みで軽~くいなしていましたもの。
遊実さん、そうではありませんか(笑)
孤高の殺し屋パクウィに対して、みーやんさんの言われる”寂寥感の人”とは言い得て妙。
彼の住んでいた部屋は白が基調のスタイリッシュなインテリア。
風景の写真が飾ってあるくらいで、明るいけど人の気配は・・・あまりしなかったですねえ。
また、ボスとの関係も大事。
”ボスから1年も連絡がない・・”というパクウィのつぶやきに複雑な思いがしました。
最後は銃口を向けざるおえないとはいえ、彼にとっては父のような存在でもあったでしょうから。
抱擁シーンとお互いに対峙する最後のシーン・・怒りだけではない悲しみも内包されていて胸が痛みます。
親愛と友情・・・微妙な男同士の関係って描くの好きでしょう?監督!!
ボスが背を向けている窓の格子がチューリップ型?というのに、
これは計算なのか偶然なのかと途中から妙に気になっていました。殺しのメッセージ=黒いチューリップってここからきてる?!(細部に目を凝らしてみよう♪)

チョン・ジヒョン嬢については、声を失って(展開としてそうなるのか~とびっくり)からの演技が非常に良かったです。
猟奇的な彼女や僕カノのインパクトある役よりもかえって数段パワーアップした感じがして、すご~く見直しました。
声無く背中で泣いているところでは肩に触れようとして触れられないパクウィの気持ちが・・・痛い。
描いている似顔絵がちょっと傑作、ではなくかなり素朴な感じだったのはご愛嬌ですが(クリクリ頭の眼鏡の男の子のが一番上手)優しいのと荒々しいの2種類のタッチがあったので代役画家さんは複数だったのかなあ。
ジョンウが気に入ったモノクロのポートレートのヘヨンは素敵でしたね。
背景に聖母像の絵がかかっているのはやはり意味があるんでしょうか?(**性のマリアとか・・・う~ん深読み?)
おじいさんが要所要所で含蓄ある言葉をかけてくれて・・・年配者キャラはいいな。
彼女の前半の屈託のない無邪気な笑顔と後半の無口で怒ったような悲しみに満ちた表情の落差激しく、やはり女優さんだなと思いました。
ただ、パクウィに疑いを抱いてボートハウスに潜入、実は標的の写真等入った皮のアタッシュケース見つけますが、鍵がかかっていたのにどうやって開けたのか?暗証番号はやはり特別な数字(4時15分、4月15日)
”4・1・5”だったのか!?皆さんはどう思われましたか?
そして、パクウィ。
彼は細かいところで楽しめ?ました。
花植えのところで土を味見するとぼけた表情は「トンケ」のキムチ漬け?だし、ぶれない上半身を翻しながら(なで肩ですね♪)丘を突っ切って走る姿に「ラブ」のマラソン選手の影を・・・コピ乾杯では君は「レオン」のジャン・レノかい?といった感じに色々想像できて(笑)
橋を一気呵成に仕上げてしまうところでは、ヨーロッパ系のナイスガイたちと一緒に斧をふるい、
ウソン氏、上背があって見劣りしないというのはやはり強みですね。ワールドワイドなご活躍をぜひ!
彼のちょっと顔をしかめながら短い煙草を吸う表情・・・好きです。
ヘヨンの部屋を夜遅く訪ねてくるところでは、小さなプレゼントを手に・・・最初なぜスプーンなのか(女性にスプーンを贈るって何か意味がある?)わからなかったんですが、以前ヘヨンがコーヒーに砂糖を入れようとビンごと振ってどさっと入ってしまったことを覚えていて(ジョンウに会えなくて悲しみのあまり脱力して座りこむシーン)そうか、彼の優しい心遣いだったのねと3回目くらいでやっと独り合点しました。
ジョンウの頬に汚れがついているのもなぜ?と最初はよくわからなかったんですが、
あれはヘヨンが”私の方を向いてください”と顔に触ったときに手にもっていた木炭がついて・・・だからあら~自分のせい?と思って笑っていたのか。などなど。
同じ作品を何度も見ていると宝探しのように色々発見があります。

印象的なのは、最後広場でパクウィがとっさに身を投げ出して撃たれてしまうヘヨンを抱きとめて、右画面で一瞬静止するシーン。
モノクロに暗転ー音楽とともに回想シーンへと畳み掛けていくので、これまでの思いがあふれて・・・
パクウィが涙ながらに”いつも君の幸せを願っていたのに”とヘヨンに告白したところで、彼女の表情が変わるのがわかります。あれこそが彼の真心が届いた、心が通じたその瞬間かもしれません。銃口が煌き、とっさにかばうヘヨン。無意識に体が動いたというか・・・何も考えていなかったと思います。そんな彼女を抱きとめるパクウィの驚愕の表情が・・・切ない。
ところで、あの広場に立っている銅像(1820-87)は誰なのでしょう!?
せっかくウソン氏が死守したというこだわりのセリフを言っているのに・・自分は妙なところが気になるらしい(苦笑)

ただ、自分にとって「デイジー」は現実的な恋愛というよりも人が互いの思いの中で成長する物語という気がします。
ヘヨンは恋に恋する少女から、人に思いを寄せて、思うがためにすれ違い、さらにほかの人から思いをかけられ、ついには自分の幸せを願う人の思いの奇蹟に気づいていく・・・
ジョンウは仕事のためとはいえ、彼女を巻き込んだ自責の念強く、相手の幸せを願うがために身を引き、おとり捜査に志願することで自分自身に決着をつけていく・・・(実際には扉を閉めて一心不乱に彼のことしか見ていないヘヨンの視線に残酷にも気づかない)
パクウィは、もともと情緒的に大人というわけではなく、極端に人との接触を絶ったところから、ひょんなことからヘヨンに出会い、彼女を見つめ、デイジーに思いを託し、さらには実際そばにいることの幸せを知り、彼女を守るために・・・結果はどうあれ行動していくんですね。

実はあそこで”終わり”かと思っていたら、まだありました!?
エンドレスで流れるヘヨン留守電の声・・放心状態のパクウィの表情・・(魂が別世界にいってしまっています)
対決の銃撃戦では本人も楽しんでアクション全開って感じだったので、とても迫力ありました。インタビューでも言っていましたが、パクウィがどういう心理なのか、ともすれば忘れそうになるのをぐっとこらえて、それはもう嬉々として(!)最後にジョンウを殺したナンバー2を倒した時のキメの表情なんて・・・あれは絶対誰かに似てると思っていたんですが・・・・そう、桃太郎侍!!(注:高橋英樹さん)
あ、ぶちこわしですか?ごめんなさ~い。

さて、アナザーバージョンを見たら自分にとっての印象や感想がかわるかなあ~
ご覧になった方のネタバレお待ちしていますよ。

あと、テーマ曲の壮大な出だしを聴くと、拍子が違うのに平原綾香さんの歌声ホルスト「惑星」を思い出します。
殺しにむかう時の重低音・・・飛ぶように走る走る♪走る~すごいぞパクウィ
エンドクレジットにかぶさるように流れる曲を聴きながら、歌詞をじっくり読んでいくと、ああ、そうだったのかあ・・とストーリーの理解が深まります。
音楽も素敵でした~

以上、長々となつこでした。



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