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No.1062 METAL GEAR  GUNNER 投稿者:RESISTANSE HOME

どうも。RESISTANSEというものっす。(呼ぶときはそのまま「レジスタンス」でもいいです。)
gotさんの作品「フルメタルギア・パニック!」を呼んで、自分もMG小説が書きたくなってきちゃいました♪
gotさんのようなパロディではないんですが、せいぜい頑張って見る次第であります。

ビッグボスはアウターヘブン崩壊後、ザンジバーランドを築きましたが、それを作るのに必要な装備・人材・資金をどこから調達したのか?
そこんところを、この作品でつっつく予定です。





〜プロローグ〜

アウターヘブンの戦いから一年・・・
アウターヘブン陥落から一年が経とうとし、核の脅威から救われた世界は安定の兆しを見せようとしていた。
しかし、FOXHOUND総司令官ビッグボスの失踪は、世界に大きな謎を残す結果となった。
ビッグボスはアウターヘブンを失い、世界中の傭兵からのイメージも低下した。

・・・・・1996年8月15日・・・
核の脅威の復活は一年も待っていてくれなかった。
元FOXHOUND隊員で構成された傭兵団によって、バルカン半島が武装占拠されたのだ。
ロイ・キャンベル率いるFOXHOUNDに出動命令が下った。
ソリッド・スネークとグレイ・フォックスの穴を埋めるべくつい最近入隊してきたFOXHOUNDの新入隊員「ジン・スコーピオン」は単身、バルカン半島に潜入。
さらに陸軍特殊部隊「デルタフォース」にも出動命令が来る。
ジン・スコーピオン潜入から十八時間後・・・
現在、8月15日AM.2:30・・・・バルカン半島北西・・・
一機の輸送機から、一人の男が現れた。
男の名はデルタフォース隊員「ジェイソン・カイルマン」。
ジェイソンは少しのためらいもなく、輸送機から降下、密林の中に着地した。
FOXHOUNDでも、伝説の傭兵でもない。
一人の男の、過酷なサバイバルが今、始まる・・・・・

2007年03月22日 (木) 14時45分
この小説へのレス


No.1063 投稿者:RESISTANSE HOME

第一話「ヨーロッパの火薬庫、再び。」

パラシュートで降下してきた一人の男・「ジェイソン・カイルマン」。
彼は何とか無事に地面に着地し、装備の点検を始めた。
どうやらぬかりは無いようだ。
「こちらジェイソン・・・オルウェン中佐、聞こえるか?」
ジェイソンはバックパックから無線機を取り出し、中佐と呼ばれる人物に連絡を取った。
「良好だ。」
早速応答が来た。無線も無事のようだ。
「ジェイソン。傭兵団が正式に犯行声明を出してから20時間になる。
 やつらの要求は二十億ドルを譲渡する事らしい。」
中佐は話を続ける。
「君の任務はバルカン半島中央部に位置する軍事要塞「バンガード」に潜入・傭兵団の戦力を調査し、可能ならば無力化することだ。」
「だが傭兵団たちがいるのはバンガードだけではなく、半島中にいるんだろう。」
ジェイソンはいやそうな顔をしている。
「案ずるな。君一人ではない。FOXHOUNDの隊員が先行して潜入している。」
「先を越されたということか?」
それを聞いた中佐は呆れ気味に答えた。
「ジェイソン軍曹・・・・きみは他人に先を越されると拗ねる癖がまだ直っていないようだな。」
「結構だ。自覚してる。」
ため息をつきながら答えるジェイソン。
「ジェイソン・・・そろそろ任務開始予定時刻だ。くれぐれも注意して臨んでほしい!!」
中佐がそれを最後に無線を切る瞬間、ジェイソンは小さく呟いた。
「いつか解る時が来る・・・自分が兵士としてどう生きていくべきなのか。」
降下に使ったパラシュートザックと、降下用のボム・ブラスト・スーツを取り除き、ジェイソンは迷彩ズボンと黒タンクトップ・ドグタッグに小型バックパックと、極端に軽量な装備となった。
そして腰のホルダーから、今のジェイソンの唯一の武器であるオートマチック・マカロフを構え、彼はゆっくりと深いジャングルに入り込んでいった。
これまでも何度も単独潜入任務にあたってきたが、ジャングルに入り込むのはこれが初めてである。
だが、この任務にマカロフを持ってきたことは正解である。
コルト・ガバメント以上に銃身の短いマカロフなら、もし敵が急に現れてもすばやく対処できるだろう。
マカロフの銃身の短さが早速役立つときが来た。
傭兵団の兵士が一人、ジェイソンが隠れている木の裏側にいる。
ドラゴ・ペトロヴィッチ・マッドナー博士の開発したレーダーによって、位置の特定に成功した。そして、敵兵がそっぽを向いた瞬間、すばやく捕縛した。
「バンガードへ通じる最短の通路はどこだ?言え!!!」
激しい口調で尋問するジェイソン。
「こ、こここここから北西に進んだところにある施設の中に半島の全面地図がある・・・もってっていいから助けてくれ!!」
敵兵は突然後ろから敵が来た上に銃を向けられて、殆どパニック状態のようだ。
「いいだろう。そんなにビビらんでも助けてやる。」
そして敵兵はジェイソンに思い切り殴られ、気絶してしまった。
「みねうちだ・・・・勘弁しろよ。」
そして、ジェイソンは無線で中佐にSENDした。
「こちらジェイソン。島の地図が有るという施設の場所を聞き出した。」
「うむ、まずは地図を手に入れて、武器と装備を整えよう。その場所へ迎え。」
「了解だ。」
ジェイソンは周囲に敵がいないか警戒してから、マカロフを構えて例の場所へ向かった。

2007年03月22日 (木) 17時10分

No.1064 投稿者:RESISTANSE HOME

第二話「ダンボール」

敵兵を尋問して聞き出した情報を元に半島の全体図があるという施設へ向かうジェイソン。
やはり半島のジャングルが邪魔なのか、幾らか森林が伐採されているようだ。
トラックが通るような道の周囲には所々切り株が見える。
広大なバルカン半島を千人足らずの傭兵団が半島全域を占拠したなら、それなりの秘密兵器があり、物資の分配にも時間がかかる上、支給品も少なくなる。
半島の全体図がある場所なら、食料も恐らく入手できよう。
武器も手に入るかもしれない。
しかし、そんなところに行っても容易くは忍び込めない。
それだけの物資があるなら警備は厳重。
サプレッサーのないマカロフを使えば騒ぎになる。
それ以前にマカロフにサプレッサーは装着できない。
45口径も持って来るべきだったと、ジェイソンは後悔した。
あれこれ悩んでいる間に例の施設に該当する場所へ到達した。
案の定警備は厳重で、サーチライトつきだ。
警備兵はみんなM4を装備している。
当たり前を通り越して必然だが、マカロフでは勝てない。
周囲を探し、通気口を探し当てた。
しかし、通気口もしっかり固定されており、開ける事はできそうにない。
しかたないので、中佐にSENDする。
「こちらジェイソン・・・例の場所に到達したが、どこからも入れそうにない。」
「通気口の中もか?」
「ああ。しっかり固定されていて開ける事はできん。案の定警備は厳重だ。」
「まてよ・・・そこにそれほどの物資があるなら、そこはもしや補給基地では・・?」
ジェイソンはそれを聞きながら、正門に目をやった。
何台かのトラックがダンボールに詰められた物資を運んで基地に入っていった。
「確証はないがたぶんそうだ。物資を積んだトラックを確認した。」
それを聞いた中佐はふっと笑って答えた。
「ふふ、よし、ならそのトラックの積荷に成りすまして潜入するんだ。箱の材質は?」
「えーと・・・ダンボールだ。」
「よし、隙を見てトラックの中に入ってダンボールを被るんだ。」
ジェイソンには少々無理な作戦に聞こえたが、これ以外に方法はなさそうだ。
最後尾のトラックの背後を走るジープの運転手がよそ見した瞬間、ジェイソンはすばやくトラックの背に飛び込んだ。
積荷の山はジェイソンの思ったとおりダンボールだった。
ジェイソンは後ろに人の気配を感じ、すばやくその中にもぐりこんだ。
そしてジェイソンを乗せたトラックは、補給基地へ入っていった。
ダンボールには穴があるため、敵に運ばれながら外の様子を確認することができる。
そして物置のような場所に運ばれ、周囲に人気がなくなったことを確認し、ジェイソンはダンボールから出た。
内側の警備も厳重だが、巡回ルートを確保しながら基地の周辺を廻って行った。
すると、なぜか牢屋のような部屋へ行き着いた。
ここはいったい・・・・?
その瞬間、ジェイソンの耳に謎の呻く様な奇声が聞こえた。

2007年03月23日 (金) 22時30分

No.1065 投稿者:RESISTANSE HOME

第三話「独房の番人」

規制のした方向へマカロフを構えるジェイソン。
そのマカロフの銃口の先には、牢獄へ入れられた一人の男性兵士がいた。捕虜だろう。
どうやらその男は拷問か何かを受けて動けないのだろう。全身ズタボロだ。
さすがにこいつに歯向かう力はないだろ・・・
そう思いマカロフを腰に戻し、ジェイソンは牢屋越しの男に近づいた。
「おい・・・あんた大丈夫か?」
男から先に喋る気配は見受けられないので、ジェイソン側から話し掛けた。
「ぐ・・・あんたは・・・?」
「オレはデルタフォースのエージェントだ。」
それを聞いた男は血を吐きながらもほっとしたように、ゆっくりと立ち上がった。
「そうか・・・あんたがデルタフォースの・・」
「そう。ジェイソン・カイルマンだ。あんたは?それとなぜ捕まっている?」
男はジェイソンの質問に、牢屋の鉄格子にもたれながら答える。
「オレは・・・ここの調査が目的で来たFOXHOUND隊員のラコーンだ。」
ラコーンと名乗る男はよたれながらもジェイソンと向き合う。
「そう・・ラコーンか。・・・ところで聞きたいことがある。」
「何だ?ジェイソン。」
「俺は元FOXHOUND隊員で構成された傭兵団がここを武装占拠したとしか聞かされていない。あんたもジン・スコーピオンとやらと同じFOXHOUND隊員なら、ここのことを知っている分だけ教えてほしい。」
「いいだろう・・・まず、傭兵団はFOXHOUNDの第三実戦部隊に所属していたものたちで構成されている。リーダーは第三実戦部隊隊長「ベン・ロレート」。」
それを聞いたジェイソンは少し驚いた。
FOXHOUND第三実戦部隊といえば、潜入能力を除けばグレイ・フォックスに匹敵する力を持つ連中の集まりだ。確か一年前にビッグボスの後を追うように全員が除隊したらしいが・・・
「そんな化け物どもがここを支配しているというのか?」
「そうだ。そしてさらに奴等はアウターヘブンに秘められていた最終兵器のレプリカを起用しているらしい。」
その最終兵器というものを聞いたとき、ジェイソンの頭上にいつかの資料で見た、あの鉄の怪物が浮かんできた。
「メタル・・・・ギア・・・」
ラコーンがその最終兵器の名を言う前に、ジェイソンはその名を呟いた。
「?・・・なぜその名を・・・・」
「アウターヘブンに関する資料で見たことがある。何でも、世界中のあらゆる所に核を撃ち込める兵器だそうだな。」
ジェイソンの言ったことは全て当たりだったらしい。ラコーンは無言で頷いた。
「第三実戦部隊の手にかかれば、メタルギアの残骸からレプリカを作ることなどはなんでもないだろう。」
ラコーンはジェイソンから目を逸らす様にして言う。
「それから、第三部隊の科学分野で追加強化が行われているらしい。オレの任務はそいつをぶっ壊すことにあったんだ。何とかバンガードにはたどり着いたが、武器が足りなくなってここに来て・・・」
「で、ヘマやらかしたと。」
駄目だしするジェイソン。
「・・・・・・・いらんこといわんの!」
ラコーンは少々ムキになっているようだ。
「待ってろラコーン。今助ける。」
ジェイソンは腰からマカロフを取り出し、ラコーンの牢屋の鍵に狙いを定めた。
しかしジェイソンが引き金を引こうとした瞬間、来た道から足音が聞こえてきた。
しかしここが収容所のような場所のため、隠れるところが殆どない。
とりあえず影で暗くなっている柱に隠れるジェイソン。
ラコーンも何事もなかったかのようにベッドに寝そべる。
そして足音の主は柱に隠れるジェイソンを素通りしてラコーンの牢屋の前で足を止めた。
「ふん・・・・随分と落ちぶれたものだな。FOXHOUND。」
足音の主は声からして五十代ほどの男性のようだ。
体格もかなりがっしりしている。
「もうすぐお前の仲間もここに来ることになる。さびしがる必要はない。」
「ハッ・・・ジンはオレと違って優秀だ。あんたらなんかにゃ捕まらないよ。」
ラコーンは嘲笑するように言う。
どうやらジン・スコーピオンとラコーンは共同任務でここにきていたようだ。
「ふふ・・・・お前から聞きだせることは全て聞き出した。デルタフォースまで出動しているらしいな。ソリッド・スネークとは違ってお前は口が軽い。」
男はラコーンを見下したような態度をとる。
「というわけで、お前はもう拷問しても意味はない。さいなら。」
そして男は背から長銃を取り出し、ラコーンに狙いを定めた。
そして男が引き金を引く瞬間、男の耳の近くをマカロフの銃弾が通り過ぎていった。
男が振り向けば、その先にはマカロフを構えるジェイソンの姿。
どうやらジェイソンは戦うしかないと考えたらしい。
ジェイソンが戦う理由は二つ。
ひとつは、ラコーンを助けるため。
二つ目は、この男からこの男の持っている牢屋の鍵を奪うため。
「これはこれは・・・まさかそちらから来るとは思っていなかった。デルタフォース。」
男は長銃をジェイソンのほうに向ける。
「あんた・・・ここの番人の様だな。その鍵を渡してもらおうか。」
男はジェイソンよりもはるかに大きな体をしているが、ジェイソンはひるまない。
「オレの名はショット・ガンナー。元スペツナズでお前の言うとおり独房の番人。」
その名を聞いたジェイソンははっとした。
ショット・ガンナーといえば、アウターヘブンでも独房の番人をしていた。
どうやらアウターヘブンから生還していたようだ。
「鍵がほしいなら自分の力で取るんだな・・・・・・」
そして双方は銃の照準を互いの頭へ向け、しばらく睨み合った。そして・・・

「いくぞッ!!!!」


ガンナーの声を合図に、双方の銃声がこだました・・・・

2007年03月24日 (土) 16時25分

No.1067 投稿者:RESISTANSE HOME

第三話「強襲ショット・ガンナー」

柱やドラム缶など、僅かながら存在する隠れ場所を巧みに使い、互いに応戦しあうジェイソンとガンナー。
収容所の銃撃戦はさらに激しさを増していった。
「ライアット・ガンの火力を味わえ!!!」
ガンナーは激しく叫びながら、ジェイソンにグレネード弾のような物を放った。
それはジェイソンの目前で爆発し、爆風でジェイソンを水平に壁にたたきつけた。
「!?」
「ククク・・このライアット・ガンは少し体を動かしたぐらいではよけられはせんぞ。」
ジェイソンは少しふらつきながらも立ち上がる。
しかし、先ほどの衝撃で天井が少し崩れており、周囲が瓦礫で見通しが悪くなっている。これではガンナーの姿をはっきり捉えることはできそうにない。
ガンナーを探している間にも、次々とライアット・ガンの銃撃がジェイソンを襲う。
何とか柱に隠れるジェイソンだが、その柱もライアット・ガンによって簡単に破壊されてしまった。
相手の姿が捉えられなくては、銃があっても意味はない。
思わず後ずさりしたとき、ジェイソンのかかとに何かが当たった。
ガソリンの詰められた小型の燃料タンクだ。
「うまくいくかは解らんが・・・・試してみるか!!」
ジェイソンはそのタンクを担ぎ上げ、ライアット・ガンの銃撃が来た方向に投げつけた!
その瞬間、ジェイソンの狙い通り大爆発を起こし、その炎の中から火達磨になったガンナーの姿が見えた。
間髪入れずにジェイソンはガンナー目掛けてマカロフを連射。
百発百中とまではいかなかったが、ガンナーには十分なダメージが与えられたようだ。
「ぐっ!!ち、ちくしょおおお・・・・・!!!」
苦しみ、喘ぎながら、ガンナーは激しい炎の中、息を引き取った。
炎もやがて鎮火し、ガンナーの焼死体から牢屋の鍵を手に入れたジェイソンはラコーンを救出。補給基地で半島の全体図と食料・弾薬を手に入れた。
ラコーンは敵からM4を奪取。装備を整えた。
全体図を開き、ジェイソンは中佐にSENDした。
「中佐、全体図を入手した。やはりバンガードへの最短ルートが記されてあった。」
「そうか・・・それから、そこにFOXHOUND隊員が捕まっているという情報が入った。」
「ああ、ラコーンのことだな。彼なら救出したし、ここにいる。」
「おお、そうか。要領がいいな、ジェイソン。」
「まあな。・・・・・それでは、これより武装要塞「バンガード」へ向かう。」
「うむ。くれぐれも慎重にな。ラコーン氏と協力していくといい。」
「了解だ。」
そして、ジェイソンは中佐との回線を切った。
「さて、ラコーン。これからいよいよバンガードに向かう。」
「ああ。バンガードになら、おそらくジンもいるだろう。」


「・・・・・ガンナーは・・・・いったい何のために戦っていたのかな・・・。」
そして二人は補給基地を背に歩き出した・・・・・

2007年03月24日 (土) 20時26分

No.1068 投稿者:RESISTANSE HOME

第四話「思わぬ来客」

ジェイソンとラコーンは、バンガードへの一番の近道に該当する通路を通り、駐留部隊警備基地へと向かっていた。
警備基地になら、メタルギアに関する様々な情報を確認できるはず。
・・・・・PM 11:35・・・・・
二人は、やがて廃墟のようなところへたどり着いた。
「なんだあれは・・・・こんなところに建造物があるな。廃墟のようだが・・」
ラコーンは双眼鏡を使って廃墟と思われるそれの様子を見ていた。
「あの形・・・・さっきの補給基地と形が似ているな。崩れた壁の向こう側に設計図のような書類の焼け跡がいくつか見える。さしずめ研究所か設計局だったところだろう。」
ジェイソンはラコーンから双眼鏡を取り、外から見える書類の焼け跡のようなものを確認しながら言う。
「さすがにあんなところにて騎兵はおらんだろう。今晩はあそこで過ごそうかジェイソン。」
「いや、警備隊が巡回して来てないだけかもしれん。」
ジェイソンの考えるとおり、廃墟の周辺を双眼鏡で見渡すと、うっすらとだが複数の人影が見える。
「どうする?この辺りも隠れられそうなところは余り無いぞ。」
「どの道今日中はこの辺りで休まなければならん。俺が様子を見に行く。」
ジェイソンは腰からマカロフを抜き、照準を正面にして構えながら、ゆっくりと廃墟へ歩み寄っていった。
廃墟の少し大きめの扉の前に来たジェイソンは、近くの壁に張り付き、耳を壁に当てて中の様子を探った。
案の定、一人分の人の気配がする。
それどころか鼻歌さえ聞こえてくる。
ジェイソンはマカロフを両手でしっかりと握り締め、勢いよく扉を開け、気配のする方向へ銃を向ける。
「ホールドアップ!」
ジェイソンは扉を開けて目の前にいる兵士に銃を向け、大きく叫んだ。
兵士のほうは突然の敵の出現のせいか、うまく反応できなかったらしい。
悠々とした雰囲気だったが、やがてゆっくりと両手を挙げた。
補給基地にいた兵士たちより若干小柄だ。
所持品を見ると、無線などの計器類を持っている。誰かと連絡中だったのだろうか。
「武器をこっちに渡してもらおうか。蹴飛ばして渡すんだ。」
ジェイソンの要求どおり、兵士は持っている武器を渡す。
その武器を見て、ジェイソンは疑問を抱いた。
その兵士が持っていたのは、トンプソンM1短機関銃だった。
この辺りでは珍しいどころか、めったにお目にかかれない武器だ。
「あんた・・・どこでこんなものを手に入れた?まず素顔を見せろ。」
ジェイソンはマカロフの照準を兵士の頭に向ける。
兵士はジェイソンの言うとおりに、無言で黒いマスクを取った。
すると、ジェイソンは思わずマカロフを取り落としそうになった。
兵士は女性だったのだ。道理でほかの兵士より小柄だったわけだ。
しかも、案外美人。
「質問変更だ・・・君、ここの兵士じゃないな?どこから来た。」
ジェイソンはすぐに姿勢を直し、マカロフを構える。
「その前にまず自己紹介するわ。私はダイアン。デルタフォースとFOXHOUNDをサポートするのが目的で来たわ。」
そのダイアンと名乗る女性は銃を向けられても平然としていた。
「ほう・・・自分から教えてくれるとはな。」
「あなたたちのことはデルタフォース第211諜報部隊司令官・オルウェン中佐から聞いてる。あなたがジェイソン・カイルマン・・ね?」
どうやらダイアンは中佐の命令できたようだ。この分ならラコーンとジン・スコーピオンのことも知っていよう。
「そう。俺がジェイソン・カイルマン。この廃墟の少し遠くにFOXHOUND隊員のラコーンもいる。」
「ジン・スコーピオンはいないの?」
「いまはまだな。」
ダイアンはジェイソンに自分のトンプソンを渡したまま近寄った。
そして、ジェイソンのほうをまじまじと見つめている。
「どうした?化け物での見るような目だな。」
「いえ、黒人の人と向き合うのは慣れてないから。」
確かにジェイソンは黒人ではあるが、それほど厳つい顔はしていない。
「オイオイ・・・黒人差別か?」
ジェイソンは苦笑した。
ダイアンは少し赤面してそっぽを向いた。
とりあえずこの辺りは安全そうなので、ジェイソンはラコーンにSENDした。
「ラコーン、どうやらこの辺りは安全なようだ。それからここで俺たちのサポート任務についているダイアンというエージェントに合流した。」
「了解だ。すぐにそっちに行こう。」
そしてラコーンとの無線をきる。


するとその瞬間、ヘリのローター音が響いてきた。
「!?」
「ヘリか!!・・・・・このローター音は・・・まさか!?」
ジェイソンの予感は最悪の形で的中した。
そしてジェイソンとダイアンの前にハインドDが出現するのだった・・・・・

2007年03月25日 (日) 21時21分

No.1069 投稿者:RESISTANSE HOME

第五話「鬼?羊?鉄?」

ジェイソンとダイアンの前に現れたハインドD。
そのハインドDの機体は瞬く間に二人の頭上を越え、後方に廻った。
「チッ!」
ジェイソンは少し舌打ちをして、すぐにダイアンを抱えてハインドDの死角に飛び込んだ。
「さて、いきなりとんでもないのと鉢合わせてしまったな。・・・トンプソン以外に武器はないのか。」
「ええ・・・持って来た武器はこれっきりでほかは無線と食料。」
それを聞いたジェイソンは呆れ顔でグレネード片手に飛び出した。
「食料はここで取れるから武器を持ってきてくれってっ!!」
そしてジェイソンのグレネードはハインドDの下部に直撃した。
しかし、意味はあまりなさそうだ。
「やろー、だったらもっと効果的なものを!」
と、グレネードランチャーを撃ち込むが、そのときはすでにハインドDは高度を上げており、避けられてしまった。
そして高度を高めて二人の位置を把握したハインドは、機銃掃射を仕掛けた。
ジェイソンは隠れ場を探すが、ハインドが廃墟の屋根を崩してしまったため、満足に隠れる場所がない。
仕方ないので、廃墟から離れて草むらへ飛び込む。
すると今度はダイアンを狙い始めた。
ダイアンが無線機を持っていることを確認し、ジェイソンは彼女にSENDした。
「ダイアン、その辺りに隠れる場所はない!廃墟を出てすぐに草むらに飛び込め!」
「でも、それじゃ攻撃できないわよ!」
「任せろ、考えがある。」
ダイアンは半信半疑でジェイソンの言うまま、草むらへ飛び込んだ。
ジェイソンは最初に会ったときにダイアンから渡されたトンプソンを握り、草むらから飛び出す。
そしてダイアンを追うハインドに背後から狙いを定める。
「やつは特殊装甲で身を固めているから普通の重火器では太刀打ちできん。それなら・・・・」
ジェイソンはトンプソンの照準をハインドの上部に向けた。
「ローターを千切るまで!」
そしてジェイソンのトンプソンの銃撃は、ハインドの期待とローターの中間に在る僅かなローターの付け根を破壊した。
いくら装甲の強い軍用ヘリとはいえ、ローターの付け根がなくなれば、ただの鉄の塊と化す。
ジェイソンの狙い通り、ローターを失ったハインドはそのまま落下。大破。
どうやらダイアンは草むらの下でホフクの状態でいたため、無事のようだ。
そしてその後すぐにラコーンが来た。
「駆け付けながら双眼鏡で様子を見ていたが、まさかローターを壊すとはな・・・」
「これが一番効果的なんだよ。て言うかお前来るの遅い。」
ラコーンはジェイソンのそばにいるダイアンを見て、少しジェイソンに耳打ちした。
「(かなりいい女じゃないか・・・・任務が終わったら彼女と一緒に映画に行ってみたらどうだ?)」
「(生きて帰ることができれば、な・・・・)」
二人のこの会話はダイアンには聞かれていなかったが、ダイアンはジェイソンとラコーンを少し怪しい目で見ている。
「そんなに人を疑る目をするな・・・・それよりもうバンガードは目と鼻の先だが、武装がまだ心もとない。俺はこの先にある駐留部隊警備基地でメタルギアに関する情報と武器を奪取するから、ラコーンとダイアンは先行してバンガードに潜入してくれ。」
ジェイソンは三人固まって行動するより散り散りになるほうがいいと考え、二人に先行するように提案した。
二人も承諾したらしい。
「よし、俺とダイアンは先行してバンガードへ向かうから、武器の調達を頼む。」
「ああ。」
そしてラコーンとダイアンはバンガードへ向かうべく、半島の中央部へ移動を始めた。
ジェイソンは二人がバンガードへ向かって歩いていく姿を確認した後、廃墟へ戻り、書類の焼け跡のようなものを拾った。
「ずいぶんボロボロだな・・・辛うじて読めるところだけ読んでみるか。」
そしてジェイソンはその書類の読めるところだけを読み始めた。
「核搭載・・・歩行戦車・・・」
そしてジェイソンがその廃墟に在る書類の中で最後に見た一枚には、写真がひとつあった。


鬼のような顔をして、羊のような形の鉄の兵器・・・


そのときのジェイソンは、それが何かはまったくわからなかった。
考えを改め、独りになったジェイソンは、駐留部隊警備基地へと向かって行った・・・。

2007年03月26日 (月) 13時41分

No.1071 投稿者:RESISTANSE HOME

第六話「警備基地にて」

駐留部隊警備基地に到達するジェイソン。
そこで中佐にSENDした。
「こちらジェイソン。駐留部隊警備基地前に到達した。傭兵団の核兵器に関する情報が手に入ると考えられる。」
「メタルギアか・・・・先ほど部下たちから核兵器の情報で私の耳にも入った。驚いたよ。」
どうやら中佐も事件の概要が理解できたようだ。
「これより潜入に入る。」
「うむ。警備は厳重な筈だ。くれぐれも慎重に頼む。」
そしてジェイソンは中佐との回線を切り、マカロフ片手に裏口へ走った。
裏口にも敵兵が数名巡回しており、どの道も一筋縄で通れる道ではなかった。
だが、先にバンガードへ向かうラコーンたちの足を引っ張るわけには行かない。
かといって、今のところ安全に通れそうな道は見当たらない。
どうするべきか策を練っていた時だった。

ジェイソンの視界内の兵士の動きに異変が見えた。
兵士たちはやけに目立ちやすい位置にいる一人の不審な男に駆け寄った。
一箇所に駆け寄る兵士たちをゆっくりと双眼鏡の目で追う。
すると、突然その兵士の体から血が噴出し、その兵士は何かに弾き飛ばされた。
すると警報サイレンが鳴り、そこへ複数の兵士が駆け付ける。
しかしどの兵士も、男に近づいた途端、血を噴出して吹き飛ばされていく。
中には腕などを切断されるものもいた。
ジェイソンは双眼鏡の倍率を限界にまで高め、様子を見た。
その男は漆黒のスーツで身を覆い、ナイフのようなもので兵士たちを切りつけていた。
しばらくすると、突然男は兵士たちから姿を消した。
ジェイソンの双眼鏡にも写っていない。
そこに生じた僅かな空気の歪みのような物から、ジェイソンはひとつだけ理解した。
あの男はステルス迷彩を使っている。
男は消えたが、現場に駆け付けていなかった警備基地のパトロール隊は増援を呼び、警戒を強化した。
あの男が暴れている間に基地に入り込んでおけばよかったと、今更ながらジェイソンは後悔した。
幸い増援が駆け付けるには時間が多少掛かった為、増援が来る前に、ジェイソンは警備基地に潜入。敵の懐に飛び込むことができた。
ジェイソンはマカロフを構え、足音をなるべく立てないよう、慎重かつ素早く、基地の周辺を調査。メタルギアに関する資料がないか調査した。
ダクトの中に入り込み、ホフク状態で基地内を徘徊していると、資料室のようなところへついた。
誰もいなく、レーダーにも敵の反応がないことを確認し、ジェイソンはその資料室のような部屋を物色し始めた・・・

2007年03月26日 (月) 20時08分

No.1072 投稿者:RESISTANSE HOME

第七話「傭兵ブラックカラー」

資料室のようなところを物色したところ、先ほど廃墟で見た鉄の怪物と同じものが書かれていた資料を入手した。
その資料には、やはりメタルギアに関する情報が記されていた。
そしてジェイソンが廃墟で見た鉄の怪物の絵こそが、ここで建造されているメタルギアのフォルムだったのだ。
資料によれば、その名は「メタルギアGOAT」。
アウターヘブンにてメタルギアの開発を強要されていたドラゴ・ペトロヴィッチ・マッドナー博士の研究データを元に作られ、かつて特殊部隊FOXの管轄内で開発されていた大陸間弾道メタルギアのデータも起用されているらしい。
とにかくジェイソンには大きすぎる話で、どうすればいいのか混乱しながら中佐にSENDした。
「こちらジェイソン・・・メタルギアに関する情報を入手した。」
そしてジェイソンは、中佐にそこで手に入れた情報を全て伝えた。
中佐は深刻な表情だった。
「ジェイソン、君は傭兵団がどこを核攻撃するか知っているかね?」
「ああ・・・アメリカに撃つんだろ?二十億ドルがないとそこに撃ち込むって・・」
「残念だがそうではあるまい。」
「なに・・・?」
中佐は傭兵団の核攻撃の対象はアメリカではないと告げた。
ジェイソンにはその意味がわからない。
「アメリカへの核攻撃じゃない?だったらメタルギアは何のために。」

「・・・・ドイツだよ。やつらは先進国ドイツにメタルギアを撃ち込むつもりなんだ。」

「なんだと!?」
なんとメタルギアはドイツに撃ち込まれると言うのだ。
いったい、なぜ・・・・?
「ドイツはEU内の国であり、ヨーロッパでは他国より先進している。そこへメタルギアを打ち込めば世界の経済的に大きな打撃を与えられる上、アメリカを含むヨーロッパ周辺は経済的混乱に陥るだろう。」
「・・・・・・なんてことだ・・・・・・・」
中佐の言うとおり、アメリカよりドイツのほうが、核攻撃を受けたときのダメージは大きいだろう。
「ジェイソン。そこで一通りの情報を入手したら、何が何でもバンガードへ迎え。奴等が核を撃つというタイムリミットまで、あと十六時間しかない。もう後はないぞ。」
「了解・・・・だ・・・・・・」
そしてジェイソンは中佐との回線を切った。
自分が兵士としてどう生きていくべきなのか。
十六時間後その答えが見つかる。
ジェイソンはそんな気がしていた・・・・・・・

来た道を戻るべくダクトの中を通って最初に侵入した廊下の辺りまで来ると、突然銃声が聞こえた。
この警備基地から出る途中で通る武器製造工場のほうから聞こえる。
手に入れた書類をバックパックに押し込み、マカロフを両手でしっかりと構え、工場の入り口の扉の前まで来た。
扉のガラスは血で汚れてよく向こうが見えない。
いったいこの扉の向こうで何があったのか・・・・・・・
扉を勢いよく蹴飛ばし、マカロフの銃口を正面に向ける。
するとその銃口が捉えていたのは、あの漆黒のスーツをまとった、あの男だった。
フレックス・アーマーで全身を包み、薬物により極限まで肉体を強化しているようだ。
そしてその周りには、おびただしい数の警備兵の死体があった。
どうやら全てこの男の仕業だったらしい。
「ジェイソン・・・・ジェイソン・カイルマン・・・!!!」
先に喋ったのは男のほうだった。
「オレハノナハ、ブラック・カラー・・・・・・・メタルギアニハテハダサセン!!!」

ブラック・カラーと名乗るその男は、ナイフを振り上げ、ジェイソンに襲い掛かってきた!!

2007年03月27日 (火) 13時26分

No.1073 投稿者:RESISTANSE HOME

第八話「刃と火薬」

ジェイソンが武器製造工場で目撃した傭兵・ブラックカラー・・・・・
そこを警備していた兵士たちはその男によって全滅していた。
どうやら口振りからして、カラーはジェイソンが手に入れたメタルギアの情報を取り戻そうとしているようだ。
確かに少人数の傭兵団から見れば、警備に傭兵を雇用することは上策だろう。
ジェイソンがカラーを狙って発砲する直前、彼は突然ジェイソンの前から姿を消した。
双眼鏡で確認したものと共通する点を感じたジェイソンは後ろからの気配を感知し、咄嗟に足を上げる形で飛び上がった。
刹那、ジェイソンの後ろにあった鉄柱が水平に切断されてしまった。
そしてその向こうには、ナイフを振りかざしたカラーの姿があった。
「やるな、ステルス迷彩か!!」
そしてジェイソンはカラーを背に前転し、転がる途中にカラーが視界に入る瞬間にチャフグレネードを投げつけた。
チャフグレネードはカラーの目前で爆発し、ステルス迷彩が無効になった。
カラーの漆黒のフレックス・アーマーがジェイソンに急速に迫る。
接近戦を仕掛けるつもりだ。
カラーはナイフまでも黒色に塗ってあり、工場自体が地下室のため暗く、ジェイソンは一時困惑するが、ナイフ=金属の持つ特有の光沢を手がかりに、ナイフを持つカラーの手首を左手で掴んだ。
そして右手でマカロフの銃口をカラーの眉間へ向け、左手でカラーの腕を引っ張りながら、マカロフを連射。
カラーは呻き、よろめくが、致命傷には至っていない。
フレックスアーマーはヘッドショットすら無効化してしまうのだ。
カラーがめまいを起こしている隙に、ジェイソンは自分よりここに潜伏している期間が長いダイアンにSENDした。
「ダイアン、聞こえるか?メタルギアの情報を入手したが、ブラック・カラーという傭兵の襲撃を受けた!フレックスアーマーの装甲のせいでこっちの攻撃は殆ど効きそうにない!」
「ブラック・カラーのフレックス・アーマーはあなたの使っているソ連製自動拳銃「マカロフ」の銃弾では効果はないわ!彼のナイフ攻撃はかわせても、彼の格闘能力はずば抜けているのよ!」
「どうすればいい。これでは勝ち目がない・・・・」
そうしているうちにカラーのめまいが解け、逆上し始めた。
「ヌオオオオオオオオオ!!オノレ!オノレ!!オノレェェェェ!!!!」
逆上したカラーは真紅の目でジェイソンを睨み付け、突進してきた。
「いい?ジェイソン。彼は格闘能力に長けている。だから格闘戦で彼に勝てば、彼に精神的なダメージを与えられる。こういう相手には、精神攻撃あるのみよ!」
「・・・・・・・わかった。君を信じよう。ダイアン。」
そして回線を切ると同時に、ジェイソンは身を屈めてカラーの足を払った。
カラーはすばやく体勢を立て直し、ジェイソンに殴りかかってきた。
ジェイソンはカラーのストレートを受け止め、その腕を掴み、投げ飛ばした。
水平に吹っ飛んだカラーの体は、搬送用ベルトコンベアの近くの機械に激しく叩き付けられた。
そしてカラーはベルトコンベアの上に落下した。
カラーはすぐに立ち上がろうとしたが、アーマーが金属なのと、アーマーが周辺で摩擦したことによって起きた静電気により磁石化したベルトコンベアの上に落ちたことにより、カラーの体は磁石化したベルトコンベアに磔にされてしまった。
「オ!ヌオ!!オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
自分の体が動かないままに連れて行かれることに恐怖を覚えたカラーは必死に暴れるが、磁力には勝てなかった。


・・・ジェイソンはブラック・カラーの悲鳴をバックミュージックに、傭兵団の本拠地・武装要塞バンガードへと向かった・・・・・・

2007年03月28日 (水) 21時22分



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