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[2064]不安 投稿者:松河戸の蛙 メール HOME
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国の威信をかけた原子力発電所の神話がもろくも崩れ去ろうとしている。
今回の新潟・柏崎原発事故に限らず、事あるたびに関係者が「想定外」という言葉をよく使う。 いったい「想定外」とは何だろう。 世の中で突発的に起きる事の全ては「想定外」ではないのか?想定が出来るならならば事故はおきないはずであり、現に著名な地震学者ですら「地震予知」は皆無に等しいレベルであり、想定外に起きるからこそ、今もって地震の「予知」が出来ないのではないか。
東京電力では今回の地震を「想定の2.5倍の規模だった」と云っている様だが、震度6強で2.5倍なら、彼らは震度を幾つに想定していたのだろう。その想定レベルが不思議であり、その程度の想定しか出来ないレベルなのだろうか。 国家レベルの設計ですらこの体たらくの時代、民間それも問題多発の町工場が作った問題施設が崩壊するのは火を見るよりも明らかだ。 更に、24時間体制の緊急要員を配置していた原発は皆無だったとの報告もされていたようだが、当然施設側にも責任はあるが、このような施設を許可した行政の責任が最も重大だということを忘れてはいけない。
ある大学のW教授は「行政の体質(規制)が変わらない限りこのような事故は今後も起きる」と言っている通り、「申請イコール許可」の判断しか出来ない行政が存在する限り、地域住民の命は今後も脅かされ続ける。
それでも行政は「問題がない」といい続けるだろう。
投稿日:2007年07月22日 (日) 09時48分
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