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From:みーくん
一昨日の夕方から、きっと風邪。いまの風邪は吐気と下痢。夜も、反省会という名の飲み会で、これにも会の代表として出席せねばならず、とても大変。いちもだったら遠慮なく飲むところですが、ビールをほんの一口飲むのが精一杯。周りからは悪酔いしたようにも思われるし、同じテーブルの人たちには、はじめに伝えていたけど、それでもまわってくるものだから、それを何とかしのいでお開き。いつもだったら2次会というところはそうそうと退散して、家に帰って速攻で布団の中。 熱は38度ぐらい。 布団の中で気分の悪いのと戦いながら、下痢のためトイレに4回ぐらい行ったかな。日が変わって夜中の3時過ぎ、お腹の痛いのがおさまってやれやれうとうと。しばらくして、サイレンと鐘の音が聞こえた。まだ4時過ぎ。場所の情報を聞くと別所というところで私の家から1km これは消防団としては出動しなければならないけど、団員が起きるかな。という前に団員から連絡があって、消防会館に向っているとのことで、いざ出動。火災は風とともに火の手が舞い上がっている。ほんまに危ない。家というのか文化住宅。火は本部が水を放水するがまったく効き目なしで、水が足らない。わが班もポンプを出して放水準備にうつり、消火栓を路地から探し出す。本部とは逆方向の場所だったから消火栓の水路も別だったのが良かった。 思いっきり水を出す全開状態。 私も以前から火災現場と建物の構造がわかるものだから、急所をやっつけてどんどん、火を消す。こうなったら、本部よりも火を消すのが上手いかも。なかなか消えなかった火はだんだんおさまる方向へむいてきた。 小さな火も見逃さず、いつも本部がやる、しばらくしてひのあるところをクスぼらして探すところを、私は、はじめかっら、思いっきり消して息の根をなくす。残火はない状態で完璧に火を消していく。しかし火が消えると私の消防団ハッピからパンツまでびしょぬれ状態。またこの日は思いっきり寒い。 その寒さがだんだん効いてきて,震えだす。 サッキまで下痢と吐気と戦っていたのだけど、 今度は震えが止まらない。 どうしても我慢できないけどストーブもなく、 団員から消防車に戻ったらヒーターがあるからということで火も消えたことだかから、少し暖をとって休憩。今度はホースを片付けなければならない。本部のホースを片付け始めたけど、やっぱり寒いから、家に帰って着替える、もう一度火災現場に戻ると、NHKのテレビ局も着ていたし、新聞社らしき人もいた。 だんだん空が明るくなってきて全貌が見えてきた。負傷者、あれ死傷者3人になっている。 1人亡くなられたらしい。うーん。その死者はまだ現場にいる。警察が調べている。 そこには私も思いっきり水で消火した場所だった。玄関までたどり着いてドアが開けられなかったらしくて玄関で遺体はあった。 風がきつくて密集地で、よく他に延焼しなかったことだ。しかし火災はやっぱり恐ろしい。 死者を出したのが、残念でならない。 ここの別所地域は自衛消防団がいるはず。みんな練習して表彰も貰っていつも自慢げに話していたのだったが、私が駆けつけたときは、消火栓の位置すら消防本部や、違う地域のわが班にも、指示できない。たくさんの線の入ったハッピだけがうろうろしていて、くその役にも立たない明石市別所の自衛消防団であった。
2004年03月07日 (日) 10時04分
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