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[4619]
投稿者:M
(2009年06月14日 (日) 19時29分)
果実缶詰や一部の野菜缶詰は、国際的に缶内面を塗装していないブリキ缶(スチールにスズメッキをしたもの)が使われています。その理由は、缶詰を貯蔵している間に、果実や野菜に含まれている空気により微量のスズが溶け出ることによって、内容物の色や香りなどの品質が変化するのを防ぐことができるためです。
溶け出た微量のスズは、人体に蓄積しないで、排泄されてしまうことがわかっています。このようにスズは食品衛生上安全であることから、世界中で伝統的にこれらの缶詰には内面に塗装を施していないブリキ缶が使われてきているわけです。
しかしその為他の食品の缶詰めに比べて保存期限がどうしても短く、元々変色、変質しやすい内容物だということもあり、その様な状態になってしまうのです。
実際MRE以前に使われていたMCIという缶詰主体のレーションを今入手すると、大抵のフルーツ缶は缶内部で水素ガスが発生して缶が変形し、破裂している物が殆どです。 それに対してメインミールの缶詰や、クラッカーの入っているB-UNIT缶は全く変質が無く、僕も何度か食べた事がありますが、問題なく食べる事が出来ました。
ちなみにレトルトはもっと変色が早いので、現在の市販品でフルーツのレトルト製品はありませんし、MREのフルーツレトルトはドス黒くてドロドロで、またく食欲がわきません。 以前のMREのフルーツはフリーズドライになっていました。
酸味の強いトマト料理(鯖のトマト煮など)の缶詰も、缶の内側から錆びて、穴が開く物がありますが・・ |
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