やっぱり写真では、モノクロの方が違和感がないような気がする。

カラーではかなり強烈だったが。
こっちの方がずっとおとなしい。

モノクロ・・いいだすねぇ!!

雑誌などでも　打ち放しは結構モノクロで掲載されてるのが多いですよね

・・・って、↓・・・被っちまったぞい(・・;)

↓の姫の記事に対して

外壁全体をUPした時にでも書こうと思っていたのですが、【コンクリート化粧打放し】の【仕上げ】は随分進歩しました。

以前はセメント系ペーストで補修、仕上げを掛ければアクリルクリアー艶有り系、濡れ羽色になって補修箇所全部現れる。
それを嫌って【浸透性撥水剤】だけで済まそうとすると、【もって３年】、あとはclient 任せ
３年ごとになんか足場掛けて再塗装なんてやりませんて。これは設計屋のエゴ！！！

撥水剤だけの仕上げなら、まぁ４〜５年もすればスラムですわな。

コンクリート化粧打ち放し
と言う如くやはり仕上げが必要なんですね。
コンクリートはあくまでも密実に、美しく打ち上げなければいけないが、現実的に無補修なんてあり得ない。
まして外壁は何らかのコンクリートを保護する【被膜】はやはり必要ですね。
壁面全体を素顔が解らない程に厚塗り化粧する【ファンデーション工法】
出来るだけ素肌を残しながら、【シミ（￣ー￣）ニヤリッ】をパフでぱんぱんと隠して、
全体に元肌を見せるような補修方法が【グラデーション工法】

今回はこれを採用しました。
最初に浸透性撥水剤、パフでお化粧（￣ー￣）ニヤリッ、次に、アクリル、シリコン、フッ素、等の皮膜。艶消しがあって、昔のアクリルクリアー濡れ羽色補修歴然という状態には成りません。

シリコンで１２〜１３年。　フッ素で１５〜１７年は持ちます。所謂吹付タイルと一緒です。

いずれにしてもこういう建物、こういう　に限らないが、
建築主には、【建物を建てる覚悟】【建てた後の覚悟】と言うものは必要ですね。
これは設計者だけの責任ではあり得ない。


姫がかぶって困っているようなので一回上げます。

外壁は目線から遠いので（近いところも当然あるが）多少の修正はグラデーションで解らなくなる。
出来るだけ薄く！　あるエリア問題ないところは掛けるな！
だんだん慣れてくると、掛けなくても良いところまで掛ける。掛けた方が良いところはより濃く掛ける。
それを、一回一回(▼▼メ)して(^^ゞポリポリ

内壁は目線そのものなので何とか補修無し、仕上げ無し　で行きたかった。
先ず脱型するとコンクリート表面に硝子質のぴかぴか光る層が残ります。
外部は２〜３回雨に当たって、紫外線を受けるとこのてかりは完全になくなります。

このテカリは絶対完全に消したい！
内部は水で洗っても全く消えない。サンドペーパーで落とせるような硬度ではない。
補修塗装屋さんは、先ず艶消しクリアーを１回掛けろと言う。
どうしても出来るだけ【素肌のまま】にしたかったので、意を決して【酸で洗った】
補修屋さん、何でそんなことした！　(▼▼メ)　　冬になったらエフロレッセンス出て大変だ！

でも、エフロでなかったんだなぁ(*^_^*)
補修は外部より更に繊細に本当に厳しいところだけ外部補修とは違う方式で本当にバフでぱんぱんという具合に。
外部補修より費用がかかったと誰かさん(/_;)シクシク
表面塗装はありません。

もし次回有るなら、内部も【全面補修化粧】と言うことも視野に置いても悪くはない。

前出したが、↑の方法や、グラデーションでもちょっと濃いめに白っぽく仕上げれば、天井全面打ち放しと言うことも悪くはない。(^^ゞポリポリ


いずれにしても、最初から補修　と言うことを考えていたらどうしても良いコンクリートは打てない。
大変な工期とトラブルもあったけれど、この建設会社さん、というか責任者、本当に一生懸命素晴らしいコンクリートを打ってくれたと思っています。


ジャンカ、豆板、コールドジョイントは一箇所もないけれど

コーナー、型枠突き付け部ノロ逃げは当然あるし
エアーの件
モッコン廻りドーナツ化現象？
型枠下部強圧縮無酸素状態部分の黒ずみ
夏場のポンプ筒先型枠直接打設でのコールドジョイント様色変わり

等々枚挙にいとまはありませんが

色無しでもいける

次はいっさいがっさいほんとに無彩色にしてみたらどっだろ？

意外とむずいと思う。白と言っても純白は殆んどないし、塗料だって特にグレー系は微妙に色味があって、並べると色彩を感じてしまう。
照明の無彩色は更に・・・

でもその微妙さがより材質を際立たせることもあると思うに決して吝かと言うことはなきにしもあらずかも知れない。

あっ、台風嬢ちゃんのセンス際立ってましたね。

先ず【木】を使うことを止めよう。
ペンキも当然禁止。

金属は全て磨き仕上げ。　金属の本当の色っていったい何なんだ？

硝子。
ソーダ硝子の小口のグリーンはＯＫにしよう。OKしないと理科ちゃんに(`0`)ノ゛バシィィィィィ！！！！される。
サンドブラストのブルー化は泣く泣くＯＫにしよう(*^_^*)

無彩色の石。
まぁ、タソスホワイト辺りまで

照明は姫と理科さんとのコラボ。蛍光灯で電球色はＮＧ、昼光色だな

それ以外の材料は一切使わない！(^_^)v

(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン　決して姫の口をしっかり押さえる　ではないぞ。


豆台風覚えていて下さいましたか(*^_^*)　もうそれだけで(/_;)シクシク　(^O^)(^O^)(^O^)

色は感覚量なんで、無彩色の地平に立ち尽くすと通常の人間の脳は必死に色味を探すのだそうです。明るさもそうですね。そうやって視神経のバランスを取ろうとする。
無彩色空間では住む人は逆に微妙な色彩感覚が刺激され、設計者が退場したあとで、色味のある家具調度品を買いあさるのかも知れません。部屋着とか本のカバーとかスリッパとか・・・テレビ、時計、カラフルな冷蔵庫etcetc...
丁度、舞台の背景のように、鮮やかな点景を際立たせる無彩色・・・

今日の教訓：鮮やかな無彩色。