藤田東吾 著 月に響く笛・耐震偽装
読了した。少し言葉に注意して書かなければいけないな。
全編477頁にわたるかなりボリュームのある本だ。 ただ二つだけの論旨だ。
前半を、『複数入力と複数出力を可能にしている【構造偽装を許す】大臣認定ソフトを、評定した日本建築センターとそれを大臣認定した国土交通省に全ての責任がある』
後半を、そのソフトを使った構造計算は何百万棟にもおよぶのだから、必ず他に偽装がある。現にイーホームズではそれを発見している。 全て検証して、【構造偽装を許す建築基準法】を放置した国が全ての責任を負わなければならない。それを隠蔽したのは国家、政治権力、国土交通省(官僚機構)、既得権益層、リークに飛びつき偏向報道を繰返したマスコミである。
につきる。 とおもう。
偽装が可能な状態だと仮定して、では何故、複数の(著者に言わせればどの位いるかも解らない)構造設計者が一歩踏出してその偽装可能なシステムを悪用して、【偽装に踏切ったか?】ということは、少なくともこの本の中では彼の関心事ではない。
とりあえずは、 一つのことに【真摯?であろう?】とする人物? の告発はお聞きした。 と言うことにとどめておこうと思う。
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