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薄熙来(はくきらい)は大連市長時代から頭角を伸ばし党中央政治局委員兼重慶市党書記として重慶で絶大な権力を振るうが胡錦濤派との権力闘争に敗れて失脚した…ということであるが胡錦濤派に狙われたというより薄熙来の墓穴堀・薮蛇というべきで同じ太子党で毛沢東思想も同じ路線である現在の国家主席である習近平すら救いようのない失態を犯してしまったわけである。もっとも両雄並び立たずで同じ派閥に属するが故に競合して早かれ遅かれ粛清するのに都合よかったのかも知れん。
端緒は、薄熙来のマフィア一掃キャンペーンの第一線で指揮していた片腕の王立軍重慶市公安局長がイギリス人殺害事件の犯人がマフィア関係者である薄熙来の妻であることをつきとめて報告したことで薄熙来の逆鱗に触れたことで身の危険を感じてアメリカ領事館に駆込み亡命を申請したことで発覚した。なんのことはないマフィア一掃も自分の妻のマフィア以外を粛清することで汚職追放も政敵を倒しそれらの財産没収横領していたのである。
庶民階級に支持もされていたが暴力団や資産家のボスどもが次々と逮捕され超法規的に処刑される姿が喝采されたのが実態。おおよそ中国で行われる浄化運動は敵対者を摘発する目的で利用されるものである。然し習近平も毛沢東思想であることから毛沢東主義を突詰めればカンボジアでのポルポト政権の大虐殺がその実践ということになる。従って字の読める者を殺戮してまわったポルポト時代を思えば今の中国の知識人はさぞかしびびっておるんだろうよ。 |
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名前:Sanemaro / 自宅にて / 私信 / HP
2013年09月25日 (水) 23時07分
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