英霊としての看護婦 (9122) |
- 日時:2012年05月12日 (土) 06時55分
名前:伝統
今日5月12日は、ナイチンゲール・デー、看護の日です。
【ナイチンゲール・デー】 赤十字の母と呼ばれるイギリスのフローレンス・ナイチンゲール女史が イタリアのフィレンツェで1820年のこの日、誕生したことを記念する日。
【看護の日】 看護する心、ケアの心を広く知ってもらおうと、厚生省(現在の厚生労働省)と 日本看護協会などが1991年(平成3年)に制定した。 国際看護婦協会(ICN)でも、この日を「国際看護婦デー」としている。
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今日の読売新聞第13面には、次のように紹介されている。
「もっとも幸福な人びと、自分の職業をもっとも愛する人びと、自分の人生にもっとも 感謝の念を抱いている人びと、それは私の考えでは、病人の看護に携わっている人びと である」(「大人のための偉人伝・フローレンス・ナイチンゲール」木原武一・著)
こんな言葉を残したナイチンゲールは「クリミヤの天使」と呼ばれた。 クリミヤ戦争からの帰還兵が手紙に書いている。
―― あの方が通り過ぎる姿を目にしただけでどんなに慰めになったことか。 彼女はある者には言葉をかけ、他の者たちには黙ってうなずきながら微笑を投げかけて行った。 われわれは通り過ぎて行く彼女の影に接吻し、それから満足してふたたび枕に頭を埋めるの だった。
・・・・以下に、「赤十字社と戦争における英霊としての看護婦」についての記事を、 掲示板『「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板』から紹介いたします。 (1118 :うのはな:2012/05/11(金) 21:09:06)
さまざまな英霊
ところで、靖国神社に英霊として祀られているのは、男性だけではありません。 私は、靖国神社の英霊というと男の神様を想像しがちだったのですが、 女性の英霊もおよそ五万七千柱祀られています。
あなたは日本赤十字社を知っていますね。 病院とか、献血とかでおなじみの、あの日赤です。
実は、赤十字というのは、さきほど少しふれましたが、 もともとは、戦場で、敵味方の区別なく、 傷ついた兵士や病気になった兵士を救うために結成された民間の組織です。
いまから150年くらい前にヨーロッパで、 軍隊が行なう医療や看護を助ける機関として提携されました。
日本赤十字社も、いろいろな戦争で日本軍を補助する組織として活躍しました。
日本赤十字社の救護員が最初に英霊として靖国神社に祀られたのは、 日露戦争にさいしてでした。 その後、さかのぼって日清戦争のときに病死した日赤看護婦も合祀されました。
そして、太平洋戦争の頃になると、日本軍の兵士と同じように、 戦場で死亡する日赤看護婦がたくさん出ました。
この人たちも、英霊として祀られています。軍人ではないけれど、 日本軍を助けた、日本兵に準ずる人たちだと認めたからです。
初めて日赤から英霊が出たとき、日赤は大喜びしたものでした。 人々の日赤の活動に対する尊敬や関心も高まりました。
靖国神社の英霊になるのは、戦争をしていた時代の日本人にとって、 それほど名誉なことでした。
英霊のなかには、少年や少女、生れて間もない子供たちもいます。
<『14歳からの靖国問題 』 小菅信子 著 >
<感謝合掌 平成24年5月12日 頓首再拝>
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