ブータン国王、日本人の心を打った言葉 (5495) |
- 日時:2011年11月28日 (月) 18時40分
名前:伝統
(1)慶応大学での講演
①「多様で変化の激しい世界で、明らかに感じるのは、個人一人ひとりが孤立しつつある ということです。携帯電話のようなコミュニケーションツール発達する一方で、本来ある 親密な人間関係の絆が失われています。
再び絆を強めるために、お互いを思いやることから始めよう。 基本的な人間としての価値観、共感、高潔さ、正義感、 これらを大切にしなければなりません」
②「Work hard , being a good human . (よく勉強して欲しい。でもそれ以上によい人間であって欲しい)」
(2)福島県相馬市立桜丘小学校での励まし
①「皆さんが親しい方を亡くされたり、大変な被害を被ったりして非常に困難な生活を 強いられたということを痛感しております」
②「龍が存在すると思っている人は手を挙げて下さい。 ありがとう。
じゃあ、龍の存在を信じない人は? ありがとう。
私は見たことがあります。本当です。 王妃も見たことがありますよね? 王妃もハイと言っています。
ここで問題となるのは、龍は何を食べて生きているのか、ということです。 龍は何を食べていると思いますか? 」
(子どもたちが口々に、「草!」「肉!」と答える)
「龍は自分の体験の上に存在しています。 私たち一人ひとりの中に存在するんです。 ブータンの子どもたちには、自分の龍を養いなさいと言っています。
私たちの中に人格という龍が住んでいるんです。 年をとって経験を積むとその龍が大きく、強くなっていく。 大切なことは、自分の感情とか、湧いてくるものをコントロールすることです」
(3)大津波に呑まれた原釜地区での犠牲者たちへの祈り
「Very sorry , we are completery behind you . (お悔やみ申し上げます。私たちは常にあなたたちとともにあります)」
(4)国王夫妻を迎えた方々による印象
①都内での歓迎レセプション時において ~日本ブータン友好議員連盟議連会長(町村信孝代議士)
「国王陛下のご挨拶は時間にして10分ほど。国会演説同様に、被災された方へのお見舞い と、ブータン発展のために多くの日本人が支援したことに対してのお礼でした。
非常に率直で、美辞麗句はありませんが胸にジンとくる、ともすれば過分なるお言葉とも いえる内容でした。
異なったのは、”皆さんを抱きしめたいけれど、出来ないので私の王妃を抱きしめること にします”という微笑ましいジョークがあったことですね」
②金閣寺 有馬頼底 住職の話
「報道陣が写真を撮る際、両陛下が私に傘をさしかけて下さるなど、お心遣いも頂戴 いたしまして、ありがたかったです。妃殿下に”今、日本では、大変お美しい、と 大人気なんですよ”とお伝えした時にニッコリされていたのが印象的でした。 本当にお人柄の良い両陛下でしたよ」
③通訳として帯同したペマ。ギャルポ氏(桐蔭横浜大学教授)の話
「国王、王妃は日本で見聞きされる様々なことに感銘を受けていらっしゃた。 ”日本人からはたくさん学ぶことがある”と度々仰っていました」
(5)(記者による)印象
「国王のその謙虚な態度と言葉にこそ、日本人は多々学ぶことがある」
・・・ *以上は、週刊新潮・最新号(12月1日号)からの紹介でした。
<合掌 平成23年11月28日 頓首再拝>
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