大御歌 (6050) |
- 日時:2012年01月07日 (土) 22時14分
名前:伝統
昭和天皇の大御歌
(1)昭和8年 御歳33歳(5.15事件、上海事件の翌年の正月歌会始)
天地(あめつち)の神にぞいのる朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を
(2)昭和15年 御歳40歳(開戦1年前)
西ひがしむつみかはして榮(さか)ゆかむ世をこそいのれとしのはじめに
(3)昭和20年 御歳45歳(敗戦時)
身はいかになるともいくさとどめけりただたふれゆく民をおもひて
国がらをただ守らんといばら道すすみゆくともいくさとめけり
爆撃にたふれゆく民の上をおもひいくさとめけり身はいかならむとも
(4)昭和25年 御歳50歳
もえいづる春のわかくさよろこびのいろをたたへて子らのつむみゆ
(5)昭和27年 御歳52歳
国の春と今こそはなれ霜こほる冬にたへこし民のちからに
(6)昭和28年 御歳53歳 新米(にひよね)を神にささぐる今日の日に深くもおもう田子(たご)のいたづき
(7)昭和32年 御歳57歳(傷痍した軍人のうえを思われた歌)
国守(も)ると身をきずつけし人びとのうえをしおもふ朝(あした)に夕べに
(8)昭和41年 御歳66歳
静かなる世になれかしといのるなり宮居の鳩のなくあさぼらけ
日日のこのわがゆく道を正さむとかくれたる人の声をもとむる
(9)昭和45年 御歳70歳 七十(ななそぢ)の祝ひをうけてかへりみればただおもはゆく思ほゆるのみ
(10)昭和50年 御歳75歳
わが庭の宮居に祭る神神に世の平らぎをいのる朝朝
(11)昭和60年 御歳85歳
遠つおやのしろしめしたる大和路の歴史をしのびけふも旅ゆく
(12)昭和63年 御歳88歳(生前ご公表最後の歌)
あかげらの叩く音するあさまだき音たえてさびしうつりしならむ
⇒ http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=72 スレッド「大御歌」内での「昭和天皇様の大御歌 (882)」
<感謝合掌 平成24年1月7日 頓首再拝>
|
|