「強くなければ優しくなれない」 (7551) |
- 日時:2012年03月15日 (木) 06時57分
名前:伝統
*メルマガ「国際派日本人養成講座(2012年03月11日)」より
その秘密を、かつてイラク支援の「ヒゲの隊長」として名を馳せた自衛隊OB佐藤正久氏 (現・参議院議員)は、「強くなければ優しくなれない」として、こう説明している。
結論から言いますと、「もっと過酷な条件下で訓練しているから」に尽きます。 基本的に自衛隊員たちは、朝6時に起床すると、 そのまま夕方までハードな肉体錬成や各種訓練に明け暮れます。
そして、すべての訓練が終わると、それぞれクラブ活動として野球やサッカーなどの スポーツにも励んでいます。
つまり、一日中、野外で立ちっぱなし、動きっぱなし、 というのは自衛隊員にとって特別なことではないのです。
こうした日々の鍛錬に加えて、時には「3日間で100キロ歩く」という行軍を行う。 背中には20~30キロの荷物を背負い、さらに機関銃やロケット砲などを持って歩く。 夜も交代で歩哨をする。
こうして100キロ踏破して目的地に着くと、そこから本番の演習が始まる。
こうした極限状態を体に覚え込ませることで、どんな厳しい状況に置かれても 耐えていける体力と精神力が身につく。
・・・・・・・以下は、「防衛大学第1回卒業式 吉田茂総理大臣訓辞」より
~ 昭和32年2月 防衛大学第1回卒業式 吉田茂総理大臣訓辞 ~
「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく 自衛隊を終わるかもしれない。 きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。 御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて 国家存亡の時とか、災害派遣-の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時 だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。 どうか、耐えてもらいたい」
<感謝合掌 平成24年3月15日 頓首再拝>
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