親の後ろ姿で、負の連鎖を断ち切る (4587) |
- 日時:2011年09月22日 (木) 08時18分
名前:伝統
*以下は、「脱力のすすめ」より
(1)二つの解決法
①暴力的な解決法ではなく、笑顔で接する解決法を伝えていく。
②正しいことを怒って怒鳴りながら教えるよりも重要なことがあります。
それは、「目の前に気に入らない人間がいたら、怒って怒鳴る暴力的な態度で解決する という方法論を教えこんではいけない」ということ。
暴力的な方法論の見本を示してはいけません。
③今日から、「こうしてくれたらうれしい」と笑顔で伝えることをおすすめします。 怒らず、怒鳴らず、相手がうっとうしいと思うまで、笑顔でやり続けるということ。
④正論だからといって、怒って怒鳴って伝えていいということはありません。
親がいつも笑顔で接している家庭の子どもは、怒る、怒鳴る、声を荒らげるという方法論を 使うことはなく、とてもおだやかに過ごしていきます。
正しいことを怒って怒鳴って教えるより、いかに笑顔で伝えていくかが重要です。
(2)笑顔は「感謝」から生まれる
①子どもに対して、「わが家にやってきてくれて、ありがとう」と思えば、 いつも笑顔で接することができます。
②子どもが親や同級生を殺すような事件に共通していることがあります。 それは、「親が暴力的だった」こと。 つまり、暴力的な方法論を教えたということです。
そして、暴力的な方法を教えられた子どもは、 自分が結婚して子どもができたときに、同じことを教えていきます。 そのため、暴力的な家系は何十代も続いてしまう。
③この話を知った人は、自分の代で負の連鎖を断ち切ることができます。
どんなことがあっても、強権的・弾圧的な態度をとらないこと。 自分の代で、声を荒らげる、怒鳴る、怒る、暴力的に殴ったり蹴ったりして 言うことを聞かせるという態度をやめる。
④たまたま、親という立場、子どもという立場として親子関係が成り立っただけで、 親が偉いというわけではありません。
⑤「子どもがわが家にやってきてくれてありがたい」と思っていたら、 声を荒らげることはなくなります。
親がいつも笑顔で温かく接しているなら、 子どもは、自分の目の前に気に入らない相手がいても、 笑顔で話をし、粘り強く話をするもんだと学んでいきます。
自分の代で何十代も続いてきた暴力的な家系を変えることができるかもしれません。 自分で暴力的な部分があるなら、「親からその方法論を学んだからだ」と 気づいてください。
⑥「子育て」は自分が見本になるという意味であり、 言葉で教えることではありません。 子どもがどう育つかは、親が見本となっています。
子どもに対して暴力的な解決法を教えないこと。 そして、にこやかに、何度も話をしていくことで、 子どもはその方法論を身につけながら大人になっていきます。
(3)「気にしない」生き方
①うつの人には、まわりがなにを言っても逆効果。 あなたが「気にしない」姿勢を見せるだけでいい。
②うつは、ストレスによって脳細胞の毛細血管が収縮して、 血が通わなくなってしまうために起こるということもあります。
③寒さ、ニコチン、ストレスによって血管が縮み、毛細血管が収縮する。 毛細血管が収縮し、血液がすみずみまで運ばれなくなり、 脳細胞や臓器がダメージを受け、うつや病気になります。
④うつになる人は、暗い顔をして、暗い言葉を好みます。 うつになる人は、「ストレスに弱い」ということもありますが、 うつになるような人間関係や家族関係もあります。
たとえば、怒って怒鳴る人が身近にいる場合、 その行動に対して強いストレスを感じて、うつになってしまう。
⑤うつになった人に対して家族やまわりの人があーじゃこーじゃ言ったとしても、 さらに強いストレスを感じるだけで、なんの解決にもなりません。
⑥治りたいという意思がある場合は、 「バカ笑いをすること」+「明るい言葉を口にすること」を繰返し実践 することをすすめています。
*明るい言葉の例 「うれしい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ついている・・」 ⑦家族やまわりの人に愚痴、不平不満を言っていると、 まわりにいる人もどんどん暗くなるだけ。
それを見ている子どもは、 まわりの人に対して不平不満を言うものだと学んでいきます。
⑧反対に、「ストレスに強い体質」もあります。 ストレスに強い体質の人とは、気にしない、気にならない人のこと。
家族もまわりの人も、愚痴、不平不満などをほとんど言いません。 また、まわりの人からなにか言われたとしても、気にしない、気にならない。
なにかあったとしても、いつもケラケラと笑っていられる人です。
ケラケラと笑っている親の姿を見て、 なにかあったとしても笑っていくんだな、と学んでいきます。
⑨子どもは、親から愚痴や文句を言われなければ、 家庭でのストレスを感じないため、強い子どもに育っていきます。
いつもケラケラと笑って過ごしているため、 子供自身、うつになることもありません。
⑩ストレスに弱い体質にあてはまるとしたら、 誰かが気づいて改善しようとしなければ、そのままの流れを受け継いでいきます。
何かを言えば言うほど、子どもは緊張し、血液の循環を妨げます。
ストレスに弱い体質・強い体質には、 ものごとの見方、とらえ方が大きくかかわっています。
自分の代でこの負の連鎖をやめようと気づいたなら、やめていくことをおすすめします。
<平成23年9月22日 記>
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