鹿児島県資料旧記雑録拾遺家わけ三(町田氏正統系譜)によると
町田忠綱
五郎太郎　左京亮
○母高崎播磨守能宗入道有閑女
○天正十五年(1587)五月八日、太守義久公降参　殿下秀吉公、時忠綱供奉
○文禄二年(1597)春、奉厳命出陣朝鮮、
○文禄二年、朝鮮にて病死　29歳

町田久倍(存松)の次男(長男は早死)で町田家本家のあととりのはずだったのですが、急遽、肥後家に養子に出した久幸(三男)呼び戻す事になった。
こちらの方は秀才だったようです。(^_^)
町田久幸　経歴
１６７２年(元亀３年)　　誕生
１５８６年(天正１４年)　初陣
１５８７年(天正１５年)　秀吉の人質
１５９２年(文禄元年)　　肥後家へ養子(肥後盛真、肥後盛秀の文書あり)
１５９２年(文禄元年)　　朝鮮出兵
１５９３年(文禄２年)　　８月２４日、兄忠綱、朝鮮で病死により複町田勝兵衛尉久幸(ただし内緒のようです)
１５９５年(文禄４年)　　義弘公の虎刈りに随行、その後大阪へ帰国
１５９７年(慶長２年)　　再度朝鮮出兵
１５９８年(慶長３年)　　１２月２日義弘公に随行、伏見へ
１５９９年(慶長４年)　　正式に複町田勝兵衛尉久幸、従弟町田平五郎盛次が嗣肥後家
１６０９年(慶長十四年)　肥後(町田)平五郎盛次が早死、弟町田長次郎(のちに長左衛門)盛行が嗣肥後家
１６２４年(寛永元年)　　六月十七日町田久幸、卒於武蔵國江戸、享年五十三、法號江山隣月庵主

ところが、「鹿児島県姓氏家系大辞典　角川日本姓氏歴史人物大辞典46」によると久幸(=肥後盛吉)は、「．．．天正二十年(1592)家督を継いだ盛吉は、慶長十六年(1611)島津義久に殉死した。．．．」と書いてありました。
これは明らかに間違いである事を発見。