カナダ農民シュマイザーさん来日東京講演
「植えたらオシマイ!遺伝子組み換え作物の
作付けを止めよう」東京集会
日時:2003年7月3日(木)
場所:千駄ヶ谷区民会館大ホール
(JR原宿駅徒歩)
資料代:¥800
主催:遺伝子組み換え作物作付反対東京実行委員会
(遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン、日本
有機農業研究会、日本消費者連盟、大地を守る会、
生活クラブ生協各単協=東京5つ、神奈川3つ、
千葉、埼玉など)
問い合わせ:遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
TEL:03−5155−4756、e-mail: <no-gmo@jca.apc.org>
プログラム
13:30〜13:35 開会の挨拶
安田 節子さん(ビジョン21)
13:35〜13:50 日本の現状について
山田 勝己さん(日本有機農業研究会)
13:50〜15:20 シュマイザーさん講演
15:20〜15:25 カンパ・アピール
近藤惠津子さん(生活クラブ)
15:25〜15:35 休憩
15:35〜16:00 韓国の現状
キム・ユンジンさん(韓国反GMOネットワーク)
16:00〜16:25 質疑応答
16:25〜16:30 まとめ・アピール
天笠啓祐さん
17:00〜18:00 記者会見
<挨拶>
狂牛病、食品の偽装表示、無登録農薬問題、ますます増加
する海外からの輸入食品と、私たちの食と農を巡る不安と
懸念は増え続けています。
米国では今年度、作付けられた大豆のうちの約8割が遺伝
子組み換え大豆になろうとしています。日本での大豆の自給率
はわずか5%。最大の輸入国である日本では、家畜の飼料、
食用油、醤油、味噌などの形で遺伝子組み換え大豆を大量に
食べさせられることになります。
今年も「バイオ作物懇話会」とモンサント社によって、国内での
遺伝子組み換え大豆栽培計画が進められています。日本で
遺伝子組み換え作物が栽培されると、遺伝子汚染の問題が
現実化する危険があります。
カナダの農民、パーシー・シュマイザーさんは、半世紀に
わたって種子を自家採取してきました。ところが、周囲に
遺伝子組み換え作物が植えられたために種子汚染の被害
にあいました。開発したモンサント社は、組み換え遺伝子
による汚染を起こしておきながら、シュマイザーさんを逆に
特許権侵害で訴えたのです。
二審までのカナダの裁判所は、「遺伝子汚染を受けた側が、
汚染者に対して特許料を払わなくてはならない」というものです。
既にシュマイザーさんは、日本円で約2000万円という莫大な
訴訟費用を負担させられています。シュマイザーさんはモン
サント社との訴訟を続ける一方、世界各地から招かれて、
この多国籍企業の作付け実態を説いて廻られています。