![]()
|
カナダの都市情報をお送りします。 |
| [241] Remembrance Dayとポピー |
Catsway
メール
ホーム
|
||
| 本日11月11日はカナダの祝日でした。 Remembrance Dayというのですが、日本語に直訳すると"追悼の日"となりますか。 もともとは第一次世界大戦の終戦を記念した終戦記念日ですが、以後、カナダが出兵した第一次&第二次世界大戦、朝鮮戦争にて亡くなられた兵士の方々を記念する日になっています。 さらには最近ではカナダ軍が出兵しているアフガニスタンにて戦死した方々、カナダ軍に従軍した方々でその後亡くなられた方々、などなど、広い意味で、軍隊の兵士の方々に感謝、平和を祈るという日にもなっていると思います。 この日の前後には胸に赤い花のブローチをした人をカナダではたくさん見かけます。 この花はポピーの花。 あちこちのお店のレジのところや、モールの中で寄付を募り、ポピーの花を配っているのです。 数年前には、25セントコインの中央に赤いポピーの花が刻まれた記念コインが出ましたが、あまり赤の色がもたずすぐ薄れてしまうのが残念。 なぜポピーの花かというと。 第一次世界大戦のときに、In Flanders Fieldという詩がジョン・マクレィという兵士によって書かれ、大ヒット(というのかしら)、以後、ポピーの花=反戦、平和を祈るというようなイメージが定着したとのこと。 フランダーズ平原にてたくさんの兵士が亡くなり,そのあとにポピーの花がたくさん揺れていた・・・という詩ですが、 カナダ人の子供たちは学校で必ず暗誦させられたとか。 (最近はどうだかわかりませんが) しっかりと平和について学ぶことが、カナダ人の国民性に大きな影響を与えているのでしょうね。 年に一度の、たくさんの赤いポピーを見かける季節です。しかし、第一次世界大戦と詩というと、赤毛のアンの最終巻、アンの娘リラの中でのウォルターの詩を思い起こさせるのは私くらいかしら。。。 →返信する |
|||