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植物と音楽・・・「風」 |
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ごまご
(364)投稿日:2005年05月26日 (木) 23時08分
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植物は音を含めて微妙な揺れに応答します。
これは元々植物は揺れとか接触とかの物理的な刺激に応答して、それを避けたり、逆に巻きついて利用するしくみを持っています。 また、空気の振動も、風に対抗したり利用するためのしくみを備えており、それに関わる遺伝子も一部わかっています。 作物の温室栽培などの室内では、風による物理的刺激が少ないのですが、こうした環境では音楽(つまり振動)を流すことで成長を促進することが知られています。
しくみはというと これらの刺激は成長と分化を決める植物ホルモンのからだの中での勾配となって現れて、それを介していろいろなことをやっています。 中学・高校で習われたように、局所的に作られた植物ホルモンの勾配はそれ自身と他のホルモンの勾配を誘導します。
さらに植物は微小な電気を介して互いに情報を伝達するようなしくみもおそろしく発達しています(人間の神経としくみはかなり違いますけど原理はやや似ています)。 この電気生理的情報伝達は、物理的・化学的刺激によって誘導されることが知られていて、刺激の結果、こうした刺激を生む環境に対する応答を起こすと考えられています。
なお、オジギソウなどのかなり早い動きのできるしくみについても、分子レベルで詳しく調べられていて、りっぱなお仕事をされた日本人の先生方をたくさん存じています。
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□オジギソウ/まっきぃ
(366)投稿日 : 2005年05月27日 (金) 20時15分
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不思議でした、植物に関節があるなんて・・・って。 サボテンへの話しかけも、空気の振動なのですね。
虫を媒体として子孫を増やす植物は、その地の季節で開花しますが 杉などの樹木は、遠く離れていても一斉に開花し 花粉を風に乗せますよね。
その情報は、いったいどのように伝わっているのでしょうか?? |
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□開花/ごまご
(369)投稿日 : 2005年05月27日 (金) 22時47分
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いつ花を咲かせるかは植物の種類で違うみたいですが、あんまり互いに話し合ってやっているようにはありません。環境条件が合えば、咲いているみたいです。
いわゆる長日植物、短日植物(うわあ、20年来この単語使っていなかった)とか、日長を見たり、花芽が気温しだいでできたり・・・ アサガオを双葉からいきなり咲かせる実習を学生時代にはしました。
原理は http://www.sc.niigata-u.ac.jp/biologyindex/wada/p11/p11-2-1.html
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