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ufo
(127293)投稿日：2011年04月25日 (月) 00時09分
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国内株式市場見通し：決算で日替わり物色が活発に、日銀EＴＦ買い入れは下支え
4月23日（土）15時23分配信 フィスコ
現在値
ＪＦＥＨＤ 2,186 -63
安川電 926 +63
ルネサスエ 718 +10
トヨタ 3,295 +100
日経平均は、狭いレンジながらも週末にかけて戻り基調が強まった。格付け会社Ｓ＆Ｐによる米国債の格付け見通し引き下げを嫌気した米国市場の流れ受け、日経平均は19日に一時9405.19円と9400円割れ寸前まで下げた。しかし、下落局面において日銀によるＥＴＦ買い入れが確認されたほか、3月の海外投資家地域別株券売買状況ではアジアの大幅な買い越しが明らかになったことが、下支え要因として安心感につながった。さらに、米インテルのポジティブ・サプライズ決算に次いで、アップル、クアルコムなどハイテク企業の好決算が刺激材料に。ただし、グッドフライデー・復活祭を前に海外勢の資金流入は限られており、東証1部の売買代金は今年最低を記録した。
2011年3月期の決算発表が本格化する。週末から大型連休に入るため立会日数は4日となるが、500社程度の決算発表が予定されている。連休を前に国内外の機関投資家の動きは鈍ると考えられ、全体としては膠着感の強い相場展開が想定されるが、決算内容を手掛かりとした日替わり物色は活発となろう。
これまでの決算発表後の動きをみると、上方修正銘柄には素直に評価した資金が集中。今回は震災の影響によって先回りの動きは限られていると考えられ、改めて資金が集中しやすい需給状況とみられる。ただし、ＪＦＥ<5411>が決算後に上昇するも翌日には失速、安川電<6506>は決算後に下落したが、翌日は大幅高といった方向感が掴みづらい面はある。今期予想を見送る企業についてはネガティブ視されないだろうが、悪材料出尽くしといった流れが強まるかは、慎重にみる必要がある。
とはいえ、先週末にはルネサス<6723>の操業再開の前倒し報道によって自動車セクターが一斉に買い戻されるなど、サプライチェーンの障害に伴う業績悪化を警戒したショートポジションが積み上がっている感もある。弱い動きを続けていた銘柄などは、決算通過でいったんはリバウンド狙いが有効とみられる。
一方、トヨタ<7203>は週末の記者会見において、生産正常化は10-12月ごろの見込みと発表。ルネサスの工場再開の前倒し報道もあっただけに、週初は改めて警戒される可能性がありそう。しばらくは操業再開など、日々刻々と伝わる企業の発表に市場は敏感に反応することになりそうだ。
26-27日に米連邦公開市場委員会（FOMC）が開かれ、バーナンキFRB議長の記者会見が予定されている。量的緩和第2弾（QE2）については予定通り6月末で終了するとみられ、市場の焦点はQE2後の金融政策についての議長発言が注目される。また、大型連休中には、米国で重要な経済指標の発表が相次ぐほか、連休明け5月6日には米雇用統計（4月）が予定されている。商いが本格的に回復するのは連休明け後、それまでは日替わり・日計り物色が中心にならざるを得ない状況である。
ただ、手掛けづらいなかでも、日銀によるEＴＦ買い入れが確実に相場を下支えしよう。先週19日の調整局面において日銀はETFを184億円購入。結果的には3月29日以降、毎週火曜日に決まった額を買っていることになる。また、前場段階で日経平均が1.0％近く下げた局面で取得しているとの調査結果もあるなど、相場が反落したタイミングで買いを入れる公算が大きい。調整局面においては信頼できる買い主体である。
また、テクニカル面では週末にかけての戻り相場によって、日経平均は一目均衡表の雲を突破し、シグナルが好転した。薄い雲であり不安定な面はあるが、雲上限や転換線、25日線などが集中する9600円辺りがサポートとして機能するようだと、保ち合い相場を上放れてくる期待が次第に膨らみそうだ。
《TN》
株式会社フィスコ
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最終更新:4月23日（土）18時10分
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1，２，３，ダァァァ～ッ！！！
