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(127407)投稿日:2011年05月02日 (月) 00時15分
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原子力大国・アメリカで活用されている汚染水処理の設備などを取材しました。 フジテレビ系(FNN) 5月1日(日)18時55分配信
東日本大震災で大きな被害を受けた福島第1原子力発電所で、復旧作業の大きな妨げとなっているのが、放射性物質に汚染された水、いわゆる「汚染水」の処理です。 原子力大国・アメリカで活用されている、この汚染水処理の設備や、汚染水を増やさないために取り入れられている、使用済み核燃料の最新の貯蔵方法を取材しました。
アメリカ南部サウスカロライナ州、およそ800平方kmの広大な敷地に、「サバンナ・リバー・サイト核施設」がある。 1950年代に、兵器用のプルトニウムを生産していたこの施設の原子炉は閉鎖され、30年以上たった今も、施設や土地などの汚染処理が続いている。 冷戦時代の負の遺産とも言えるこの施設から、日本の支援のために、特殊車両が送られることになった。 特殊車両の中には、高濃度の汚染水を保管するためのタンクがある。 このタンクは、鉄と鉛でできていて、放射能を遮断し、4トンの水を保管することができる。 米エネルギー省広報担当のジェームズ・ジュスティ氏は「われわれの設備を日本政府に送ることが、原発事故の処理に役立てばと思っています」と話した。 アメリカ政府は、汚染水を安全に運べるこの特殊トレーラーのほかに、水を貯蔵できるタンク5個も日本に送る予定で、支援総額は、日本円でおよそ3,300万円にのぼる。 一方、汚染水を増やさないために、新たな使用済み核燃料の貯蔵方法が、今、アメリカの原発で取り入れられている。 それが、「ドライキャスク」。 つまり、使用済み燃料を水の入った冷却プールではなく、鋼鉄、鉛、コンクリートなど、何重にも覆われた筒の中に保管する方法。 この方法によって、使用済み燃料を100年間保存できるという。 アメリカ・ペンシルベニア州の工場では、ドライキャスク製造のすべての工程が行われている。 そして、ドライキャスクの心臓部となる燃料棒を収めるためのラックの製造が、最終段階に入っている。 アメリカでは、福島第1原発の事故後、特に使用済み燃料の取り扱いが安全強化対策の最重要課題となっていて、この方法が、今まで以上に取り入れられる可能性が高まっている。 ホルテック・インターナショナル社の原子力関連製品責任者、アレン・ヒックマン氏は「(福島第1原発での利用を推奨する?)もちろんです。燃料プールから取り出し、乾燥した方が(地震や津波の際に)安全で、かつ安定します」と話した。 このドライキャスクの導入について、東京電力では、「検討中」としている。最終更新:5月1日(日)18時55分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110501-00000538-fnn-int
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