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  Ryo Sekizaki Architectural Laboratory

 ■ 黒川紀章 逝く   rsa  ■ 返信  


黒川紀章 氏が昨日心不全でなくなった。73歳

つい先日、TVのバラエティー番組に出ていたので、
『あぁ、ついにバラエティにも出るのか』と
いささか忸怩たるものがあったが、その時の異常な痩せよう、『あれっちょっと異常だな、この人ながくないんじゃぁないだろうか?』
と思ってしまったが、それが現実になってしまった。

氏は【メタボリズム理論】(新陳代謝=成長変化)をひっさげて颯爽と建築界に登場した。

建築を志す若き学生などにとっては十分すぎる魅力のある存在だった。

『その一方で、時流にそっていく「変り身の早さ」を指摘されることもあった。
メタボリズムから共生の思想への変化は「転換」と見ることも可能だからだ。
「日本的なるもの」への接近を示したことも、毀誉褒貶を招いた。』
(この一文、朝日新聞・鈴木 裕之(東大教授・建築史)の記事借用)

私には、【転換】ではなく、むしろ【転向】に見えたのものだ。

常に目の上にあった恩師、(本当は師と仰いでいなかったのかも知れない)
丹下健三のあのダイナミズムを越えうる建築は創出できなかった。
また、青年期に提唱した理論を具現化した【大阪ソニータワー】は既に解体され、
【中銀カプセルタワービル】は解体建替えの機運の中にあった。
残念ながら、自ら設計した建築物内でのシステムとしての【メタボライズ】は実現出来なかったと言うことを証明している。

とはいえ、希有な天才であったことは間違いない事実であり、日本国内にとどまらず、世界的に建築界におよぼした功績は大なものだろう。

朝日新聞記事
「一昨日『私あんまりいい奥さんじゃなかった?』と尋ねたら、『そんなこと、そんなこと、そんなこと』と強く否定されて、『本当に好きだったんだから』と言ってくれて。それが二人の最後の会話でした」。

ちょっとほっとした。

ご冥福をお祈りします。

[10041]2007年10月13日 (土) 13時46分
 ■ 完全一致?   rsa  ■ 返信  

氏の初期の思想の具現化は、【建築を実験の道具とした】功罪はともかく、
まさにこの【中銀カプセルタワービル】でしょう。

私も学生の頃、ドキドキしながら見学したことを憶えています。内部のカプセル内にも入りました。



中晩年の建築には、私は、氏の思想と合致する建築を見いだすことは出来ない。


中銀カプセルタワービル





[10042]2007年10月13日 (土) 16時36分
 ■ 行動建築論   giri  ■ 返信  

田舎に眠ってた行動建築論メタポリズムの美学を1週間前にさっと目を通したばかりで
タイミングといいビックリしました
35年くらい前だったような→絶版?

この本で少しは理解が出来るかもも、私の頭では無理


[10043]2007年10月13日 (土) 21時05分
 ■   rsa  ■ 返信  


黄色い表紙でしょう?



[10044]2007年10月13日 (土) 21時08分
 ■ すっとこどっこい   全滅1/2@のこりののこり  ■ 返信  

いや白かったような・・・
自宅のどこかに眠ってるはず。今だと高く売れるかしら。

カプセル・・・相手が民間企業だから相当シビアな議論等があったと思います。しかも分譲マンション・・・実験だとの批判はあるけど、今までと違うものを実現させるまでには、厳しい道程があったでしょう。

チャルモゴッスムニダ。

[10045]2007年10月14日 (日) 11時19分
 ■   rsa  ■ 返信  

しろ でしたっけ?

東京引払う時ほとんど処分してしまったんで
検索掛けたら結構いい値段でしたよ、古書

わくわく しましたよね。  今はそのワクワクする建築 と言う物はなかなか無いですね。
見ている方はとっても面白かったですね。学生の卒計などもそっち側に流れていたような

【チャルモゴッスムニダ】ってなんじゃいな?

[10046]2007年10月14日 (日) 11時29分
 ■ おっとこ   全滅1/2@のこりののこり  ■ 返信  

韓国語で「ごちそうさま」です。

おいしいものも、そうでもないものも、珍味や滋養・・・
とにかく「お腹いっぱい」食べさせていただきました。
あらためて「ごちそうさま」

[10047]2007年10月14日 (日) 11時38分
 ■   rsa  ■ 返信  

なるほど

nPOPQで見た時、あれっ まずい葡萄あったけ なんてあせりましたけど (;^_^A


まぁぴったりですね
確かに凄まじいパワーがあったんでしょうね、努力と?
いくら天才といえど、まだそれ程実績があった訳じゃないし、厳しい道程 だったでしょうね

それにしても、いくら新進気鋭といえ、あそこまでさせてくれる 発注者側がいたという事もすごいですね。
仰るように、民間のそれも分譲ですからねぇ
万博のちょい後くらいだったでしょうか?
時代性と言うこともあったんでしょうね

丹下はまさに時代に乗れたし、黒川はちょっと遅かったのかな? 気が付いたら安藤の時代になっていた?

まっ まさに たっぷりとごちそうさまでした でしょうか?

本当に心よりご冥福をお祈りします。 やっぱり寂しいですよ

[10048]2007年10月14日 (日) 11時52分








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