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ufo
(127333)投稿日:2011年04月27日 (水) 12時52分
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後場に注目すべき3つのポイント〜9700円を挟んだ膠着、決算手掛かりの物色は継続 12時29分配信 フィスコ
現在値 大和証G 340 -20 キヤノン 3,720 +225 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・大型連休前でポジション調整に伴うカバーも期待される ・ドル・円は81円58銭、米S&Pが日本のアウトルックを「ネガティブ」へ変更 ・後場のチェック銘柄:後場も上方修正銘柄などを中心に決算関連の動向を注視
■大型連休前でポジション調整に伴うカバーも期待される
日経平均は上昇。123.52円高の9682.21円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えている。相次ぐ好決算を背景とした米国市場の上昇の流れを受け、日経平均は反発して始まった。その後も先物市場で大口買いが入った影響もあり、一時9728.03円と前日の下落分を完全に吸収した。
ただ、これまでの保ち合い上限レベルでもあり、その後は9700円を挟んでの膠着が続いている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり1043に対して値下がり451、変らず159と、値上がり数が全体の6割を占めている。セクターでは非鉄金属、電気機器、鉱業、精密機器、食料品、医薬品などが堅調。一方、大和証G<8601>の下落インパクトによって証券がさえないほか、電力が軟調だった。
前引け後にS&Pは日本の長期ソブリン格付けのアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」への変更を発表している。前引けにかけて利益確定の動きに向かったが、これにより手掛けづらい状況となりそうだ。ただし、そもそも今晩のバーナンキFRB議長の会見を控えていること、大引けでのTOPIXリバランスを控えて後場の膠着が想定されており、嫌気売りに向かうことはないだろう。反対に売り仕掛け的な動きに向かうようだと、その後のショートカバーにつながる可能性が意識されてくる。
また、決算を手掛かりとした物色が続くなか、業績下方修正で注目されていたキヤノン<7751>の強い値動きは全体のショートカバーを誘発させやすい。大型連休前で手掛けづらいところだが、それ故にポジション調整に伴うカバーも期待される。連休によって投資機会がなくなるため、手当て買いといった思惑にも。
そのほか、材料系の銘柄についても、需給妙味の大きい銘柄などへは踏み上げ狙いの買いが入りやすいだろう。
■ドル・円は81円58銭、米S&Pが日本のアウトルックを「ネガティブ」へ変更
ドル・円は81円58銭付近で推移。ここまでのドル・円は、81円27銭から81円78銭まで堅調に推移。ドル・円は、81円30銭のストップ・ロスへの売り仕掛けで81円27銭まで下落後、米格付け会社S&Pが日本のアウトルックを「ネガティブ」へ変更したことで81円78銭まで反発した。
ユーロ・ドルは、1.4638ドルから1.4715ドルまで堅調推移。1.4700ドルのオプション・トリガーへの買い仕掛けで上昇。ユーロ・円は、119円38銭から119円99銭まで強含みに推移した。
12時27分現在のドル・円は81円58銭、ユーロ・円は119円72銭、ポンド・円は134円51銭、豪ドル・円は88円30銭付近で推移。上海総合指数は、2945.03(前日比+0.21%)で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日経平均は9700円レベルでは上値の重さ ・米FRB議長会見も控え物色は決算手掛かりに集中 ・後場も上方修正銘柄などを中心に決算関連の動向を注視
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
16:00 枝野官房長官、定例記者会見
<海外>
15:00 独・5月GFK消費者信頼感指数(予想5.8、4月5.9)
《KO》 株式会社フィスコ 【関連ニュース】 日経平均寄与度ランキング(前引け)〜ファーストリテが14円のプラス寄与(4/27) 注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、ファーストリテ、エルピーダなど(4/27) 証券各社レーティング(目標株価変更)part1:ファーストリテ、三井住友FGなど7社.vip(4/27)
最終更新:12時30分
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